趣味・家族・恋人…既婚と未婚どっちが人生楽しんでいる?
恋人も配偶者も時が過ぎれば気持ちが落ち着き、やがて冷めないとも限らない。
中国のことわざに「3日間、幸せになりたかったら結婚しなさい」「生涯、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」とあるように、趣味を持つことが人生を楽しく過ごす秘訣だと考える人もいるだろう。
しらべぇ編集部では「人生で一番大事にしたいもの」を調査! 20代男性だけ異質? での回答結果を、さらにいくつかの角度から分析してみた。
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■「家族>趣味>恋人」の順に
「家族」との答えがもっとも多く53.8%に。続いて「趣味」が27.5%。「恋人」は18.8%で3番目。
男女別では、男性の方が「趣味」や「恋人」など家族以外へ意識が向いている回答がやや多い。
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■未婚者は趣味を満喫中?
同じものを性年代と既婚未婚で集計したのが次のグラフ。
既婚者は「家族」が高いのは理解できる。だが、男女どの年代にも「恋人」という回答が10%前後あるのが気になるところ。
とくに高いのは40~60代の既婚男性で15.6%。10人にひとり以上に「恋人・愛人」がいるようだ。
女性の40~60代既婚者も9.5%が「恋人」を挙げており、男女ともに中高年世代の既婚者は「愛人」がいる人が多いことになる。
一方、未婚者では「趣味」を挙げる回答が目立つ。どの年代の男女でも「恋人」を若干上回る結果に。
休日は家族サービス、人によっては妻子から粗大ゴミ扱いされるお父さんから見れば、「趣味」や「恋人」との生活を満喫できる未婚者はうらやましい限りだろう。
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■「独身貴族」でもない?
「今の生活が楽しいかどうか」について、訊ねた結果が次のグラフだ。
なんと20ポイントほどの差で未婚者の「今の生活が楽しい」回答が低い。20~30代の独身花盛りの男女ですら既婚者を下回る結果だ。
年収が増え社会的地位も安定する40代以降になっても「楽しい」は増えず、やはり低調なまま。
日本では未婚者・生涯独身者が増えていると伝えられるが、「楽しいと思えない」人も増えているのだろうか?
わけあって独身だったり、機会に恵まれていないケースもある。「おひとり様は気楽でいいね」などと揶揄してはいけないのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)