『十津川警部シリーズ』から渡瀬と伊東が降板!惜しむ声続々
26日、TBSで放送されているドラマ『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ』の一部出演者が刷新されることが判明。
十津川警部役が渡瀬恒彦から内藤剛志へ、亀井刑事役が伊東四朗から石丸謙二郎にそれぞれ交代となる。1992年からコンビを組み、「ハマリ役」となっていた両者だけに視聴者からはショックの声が。
恒ちゃんが…伊東四朗との十津川警部はテッパン。個人的にはSMAP解散よりショック。渡瀬恒彦は私の永遠のヒーローさ…
— Palm (@palm0107) August 26, 2016
大好きな渡瀬恒彦さんが十津川警部を降板。悲しいです。病気がどうか全快しますように。
— るな (@0728_runa) August 26, 2016
降板の原因は、渡瀬恒彦が胆のうがんの治療に専念するためではないかとみられているが、所属事務所は関連性を否定。10月スタートのテレビ朝日『おみやさん』には出演するという。
■テレビ朝日でも放送の人気シリーズ
『十津川警部シリーズ』は西村京太郎原作の人気推理小説で、おもに鉄道に絡んだ犯罪を十津川警部と亀井刑事が解決するストーリーだ。
実写ドラマ版は1979年にテレビ朝日が『西村京太郎トラベルミステリー』として放送開始。十津川役は三橋達也が演じ、亀井役は綿引勝彦を経て愛川欽也が長年担当していた。その後、両者の降板をうけ、高橋英樹と高田純次にそれぞれバトンタッチされている。
TBS版は1992年にスタートしたものだが、渋い演技をみせる渡瀬と伊東の息はピッタリ。十津川警部シリーズときけば2人の顔が思い浮かべる人が多く、イメージが定着していた。
渡瀬の体調不良や両者の高齢化が原因とみられるだけにやむを得ないが、日本のテレビドラマ史上でも屈指の名コンビがみられなくなるのは残念だ。
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■後任には大きなプレッシャー
名コンビといわれた両者のあとをうけつぐ内藤剛志と石丸謙二郎には、大きなプレッシャーがかかっているだろう。
昨今のテレビは面白くないとの声が多く、「昔のテレビより今のほうがおもしろい」と感じている人はわずか1割しかいないことがわかっている。
とくに今回はどちらかを残さず、2人とも交代となるだけに違和感を覚える人がでることはまちがいなく、「昔のほうがよかった」と考えられてしまう可能性も。
それだけに内容で視聴者を納得させる必要があるだろう。
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■番組のファンに聞いてみた
番組のファンに話を聞いてみた。
「正直ショックです。TBS版は渡瀬恒彦と伊東四朗のコンビが絶妙で、2人以外は考えられないと思っていたので、なんと言っていいのか…。
テレビ朝日のほうは三橋達也が降板するときは愛川が残っていたし、愛川が降りるときは高橋英樹が継続出演でしたから、大きな違和感はありませんでした。それでも『やっぱり三橋じゃないとダメだ』、『高田純次は亀井刑事のイメージじゃない』という声があったので、かなり厳しい評価になるんじゃないでしょうか。
体調不良ですから諦めるしかないですが、寂しいです。せめて伊東四朗だけでも残して欲しかった」
降板は残念だが致しかたないというところだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)