【検証】オシャレな若者が「おばあちゃん服」を最高にカッコ良く着た結果…
商店街に佇む何気ないブティックで見かける、いわゆる「おばあちゃんの服」。もしこれを、オシャレな若者が着たら…。どう着こなすのか、気になりませんか?
今回、人気アパレルブランドの店員さんと、業界の最先端にいるファッションクリエイターに、メンズファッションとウィメンズファッションのコーディネートをそれぞれ着こなしてもらいました。
方法としては、至ってシンプル。ルールは「ハサミを入れない」という1点のみ。あらかじめ用意した洋服をおふたりに手渡してから1週間のシンキングタイムを設定したのち、実際にコーディネートしてもらっています。
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【メンズ】
担当してくれたのは、takuさん。ファッション業界に身を置いているだけでなく、渋谷を拠点にDJとしても活躍しており、まさに“イケてる若者”。「おばあちゃんの服」は元々シニア“女性”の衣類なわけですが、これをどうメンズファッションに落としこんでくれるのでしょうか?
takuさんにお渡ししたのは、こちらのアイテム。袋から出した瞬間に息を飲むtakuさん…。渾身のコーディネートに期待が高まります。
この難易度が高いアイテムをtakuさんが着こなすと、こうなりました。
かっこ良すぎる…。激甘なピンクの花柄をここまでメンズライクに着こなせるとは…。すっかり素敵なスタイルとなっています。
ヴィンテージのレザージャケットとダメージデニムという辛口アイテムにピンクを合わせたことによって完成した「甘辛スタイル」。takuさんは頻繁に古着屋巡りをしてこだわりの逸品を探しているそうですが、着用しているジャケットも古着屋で見つけたものなんだとか。さすがプロ!と思わせる冬らしいスタイルでバッチリ決めてくれました。
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【ウィメンズ】
担当してくれたのは、某人気ファッションブランドショップの店長であるCHINAさん。池袋という地で若い女性に最新ファッショントレンドを提案し続ける販売のプロです。そんな彼女のため、「いくらプロとはいえ、コーディネートにきっと苦しむだろう…」とセレクトしたのはこちらのアイテム。胸元に付いているアクセサリーは着脱可能ですが、これをどうアレンジするのか楽しみです。
このアイテムをCHINAさんご自身でコーディネートしてもらった写真は、こちら。
おしゃれ!違和感の「い」の字もありません。
元々トップスに付いていたアクセサリーも、CHINAさんが用意したものかと思わせるような素敵なエッセンスとなっています。春先を意識したコーディネートでまとめてくれましたが、こだわりのポイントはやはりホワイトパンツとのこと。鮮やかな赤の靴下や厚底靴ともピッタリ合っており、今後注目すべき流行アイテムがたくさん詰まったスタイルですね。
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今回こちらで用意したのは、いずれも1500円以内に収まるリーズナブルな洋服です。ちょうどファストファッションと同じような価格帯ですね。みなさんも挑戦してみてはいかかでしょうか? オシャレをする楽しさにあらためて気づくことができるかもしれませんよ。
おばあちゃんの服、あなどることなかれ。
(文/しらべぇ編集部・矢野恵美)