「本当は帰社できるけど…」ウソをついて直帰した人の割合は?
まだまだ厳しい残暑が続いており、「なんざんしょ」と叫びたくなる。とくに外回りを強いられている人は、厳しい暑さのなか移動し疲れはてていることだろう。
そんなときは一刻もはやく帰宅して、風呂に入ってビールでものみたいもの。帰社できるのに「まだ仕事中で…」などとウソをついて直帰している人もいるのでは。
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■仕事と偽って直帰したことがある?
実態を調査すべく、しらべぇ編集部では全国の会社員に「外出先から帰社できるのに仕事と偽って直帰したことがあるか」聞いてみた。
結果、3割があると回答。圧倒的に帰社できる場合にはきちんと会社に戻っている人がほとんどであるが、直帰している人も確実に存在している。
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■60代がもっとも多く直帰
つぎに、偽って直帰している人を世代別に見てみよう。
20代の割合が低く、60代が高くなっている。やはり会社の立場が強いものほど、周りを気にせず帰っているということだろうか。
また、30代と比較しても7ポイント程度の差があることから、20代は会社員として真面目に勤務しているのかも。
■既婚者ほどはやく帰りがっている
また、会社に戻らず直帰している人は、既婚者のほうが多いこともわかった。
家庭をもつ人間のほうが「頑張らなければいけない」と責任を感じて仕事していそうに思えるが、どうやらその逆。一刻もはやく、家のぬくもりを感じたいと帰ってしまうよう。
逆に未婚者は家に帰ってもとくにやることもないため、会社に戻っているのかもしれない。
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■会社員に話を聞いてみた
会社員に話を聞いてみた。
「うちは管理が緩いので、会社に戻れそうでも直帰してしまいます。仕事が残っていれば家でやればいいわけですし。会社にいる人はずっと冷暖房設備の整った場所にいるわけですから、身体を使っている外回りははやく帰っても問題ないと思います」(30代男性)
「私の会社は無理ですね。かなり細かく管理されているので、どこでなにをしたか正確に報告しなければなりません。戻れるのに家に帰ろうものなら、きついお叱りを受けます。怖くてできません」(20代男性)
「14時頃に打ちあわせが終わり、時間がかかっていることにして家に帰ったことがあったのですが、会社から電話で『いまなにしてるんだ』と詰問され怒られたことがあります。
結局、体調不良で帰宅したということにして、半休という形になったのですが、生きた心地がしませんでした。それ以降は真面目に帰社しています」(40代男性)
偽るだけに、リスクも覚悟しなければいけないようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の会社員484名(有効回答数)