出会い系サイトで騙された経験者は3割!マルチ商法の誘いも…
昨今婚活ブームを背景に様々な「出会い系」が登場。サイトやアプリがきっかけで、結婚に至ったケースも増加しているようだ。
一方で「騙された」という声も多く浮上している。なかには犯罪に発展することもあるとか。では、そんな経験者はどのくらいるのだろうか?
■出会い系サイトで騙されたことがある?
実態を確かめるべく、しらべぇ編集部では全国の男女に「出会い系サイトで出会った異性に騙されたことがあるか」聞いてみた。
結果、20代の3割があると回答。また、30代も2割程度が騙されたことがあることが判明。未経験者のほうが多いものの、やはり被害者は確実に存在している。
10人中3人が騙されていると考えると、決して少ない数字とはいえないだろう。
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■経験者に話を聞いた
実際に「騙されたことがある」人に話を聞いてみた。
「サイトに掲載されていたものややりとりするなかでの写真が可愛くて、期待して会ってみたら全然違ったことがあって、『騙された』と思いました。とくにプリクラばかり送ってくる女子は要注意」(20代男性)
「こっちはまじめに出会いを求めているのに、相手が既婚者だと発覚したときですね。サイトで禁止されているけど、確認する術なく性善説に任されている。都合よく遊び相手を探しているのだろうけど、こちらは思いを踏みにじられたみたいで不愉快です」(30代女性)
「サイトで出会って会ってみたら、ネットワークビジネスを勧められました。うまく恋愛感情を利用して『セミナーにこい』とか『成功者にあわせてやる』とか、熱烈に勧誘されて。
ビジネスを否定するつもりはありませんが、こちらとしては真面目にサイトを利用していたので腹がたちました。結局『興味がある』と嘘をついた上でセミナーを無断欠席。それくらいしないと気がすまなかった」(20代男性)
「厳密にいえば出会い系サイトではないのですが、かつて『ヤフーチャット』の出会いカテゴリである女性と知りあいました。妙に積極的で携帯番号もすぐ教えてきたのでおかしいなとは思っていたのですが、安達祐実似で可愛かったので会いました。
待ち合わせ場所についたら『お気に入りの店がある』とビルにつれていかれて。そしたら急に『私が好きなら100万円のアクセサリーを買え』というんです。そこで初めて騙されたことに気がつきました。
それから監禁、叱責、泣く、説得するなどあらゆる手を使ってきました。帰らしてくれないし、怖そうな男もでてきてピンチでしたが、『暴力を振るってもいいがそのときは裁判で訴える』といったら開放されました。今はこういうケースはないでしょうが、当時は騙された人いるんじゃないかな」(40代男性)
出会い系サイトには落とし穴も潜んでいる。そのことを念頭において利用したほうがいいかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の出会い系サイト利用経験者140名(有効回答数)