本日開催「東京ゲームショウ2016」業界人に聞く3つの見どころ
9月15日~18日に千葉・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2016」。最新ゲーム情報を世界へ発信するイベントだ。
昨年は27万人が来場。とくに17日からの一般公開(パブリックデー)は人が多すぎて回りきれないことで知られており、前もって見るべきところを頭に入れておいたほうがいいだろう。
しらべぇ取材班は、東京ゲームショウ2016の見どころについて、30代ゲーム業界人に話を聞いた。
①VRコンテンツ
30代ゲーム業界人「ここのところ、ゲーム業界はどんどん冷え込んでいますが、それが東京ゲームショウにも影響しています。
そんな中でも、一般人も楽しめるコンテンツといえば、VRゲームですね。仮想現実の世界を感じられるゲームであり、これからの可能性を探ることができる存在です。
今年の東京ゲームショウでいえば、DMMは見ておくべきでしょう。あそこはゲーム業界でも屈指の資金力を誇ります。刀剣乱舞のVRゲームを発表するそうです。
しかし、どんなことをするのかはさっぱりわかりません。刀剣乱舞キャラであるイケメンたちに膝枕をしてもらえるとかだといいかもしれませんね」
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②X JAPAN・Toshlが制作に関わったゲームの発表
30代ゲーム業界人「フジテレビが運営するフジゲームスでは、X JAPANのToshiがサウンドプロデューサーに就任しています。彼が制作に関わった作品が東京ゲームショウで発表されそうです。
ただ、フジゲームスが発表してきた作品は、美少女いっぱいで豪華声優を揃えるコアなゲームユーザー向けの作品揃いです。
Toshiが制作するゲームも同じような方向性でいくのだとすれば、見事にユーザーのターゲットが噛み合っていません。
どんなゲームを作り出したいのか、まったく見えない人選です。ゆえに、なにが起こるかわからないおもしろさがあります」
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③コスプレイヤーの海外勢
30代ゲーム業界人「コスプレイヤーの数だけは年々増えているように思います。
今年も、海外からハイクオリティなコスプレイヤーがやってくるでしょう。海外からやってくるほどのコスプレイヤーたちだからこそ、熱も本気です。
本物じゃないか、と驚かされるレベルを期待できると思います」
彼は任天堂や新型プレステなどは東京ゲームショウの外で発表されたことも嘆いていた。ソーシャルゲームの流行に乗れなかった中小ゲームメーカーはさらに厳しい状況に追いやられているそうだ。
いままで足を運んでいなかった人こそ、新しいゲーム体験をたしかめてみるべきだろう。業界が停滞しているいまだからこそ新たなる歴史の目撃者となれるかもしれないのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)