「あついぞ!熊谷」を封印していた!理由にいまさらすぎの声
埼玉県熊谷市が猛烈な暑さを逆手にとったキャッチフレーズ「あついぞ! 熊谷」の使用を昨年度から封印していたことが判明。
民間レベルではまだ使われていることから市役所はあえて公表してこなかったという。
■2005年に導入し一定の効果
「あついぞ! 熊谷」のコピーは2005年に市職員らが考案し、市のキャッチフレーズに採用された。
その後、暑さをウリにしたキャンペーンを展開。Tシャツなどのグッズに加え、大汗をかき目を回しながらうちわで自分の顔をあおぐゆるキャラ「あつべえ」も話題に。
地道なキャンペーンが功を奏し、暑い街熊谷の存在は全国に浸透。暑さを逆手にとるPRは一定の効果をあげていたといえるだろう。
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■「定住に悪影響」で使用中止
ところが「暑さをアピールするのは定住に悪影響を及ぼすのではないか」という意見が浮上。導入から10年が経過したこともあり、昨年度から使用を控えるようになった。
「今更なにを言っているんだ」との声もある今回の方針変換だが、好意的にとらえている人もいるようだ。
https://twitter.com/nntg3/status/775952018410123264
どうやら地元民にとっては「おそいぞ! 熊谷」といいたくなる使用中止劇だったのかも。
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■冬より夏のほうが好きな人は多いが…
本当に暑さをアピールすることが定住にネガティブなイメージを与えるのだろうか。しらべぇ編集部の調査では、夏より冬が好きな人は3割にとどまり、7割が夏を好んでいることが判明している。
夏好きが多いのであれば、熊谷で全国トップクラスの暑さを体感しながら暮らすのも「あり」かなと思う人もいるだろう。
また、どうせ暑いのだから定着したキャッチフレーズを使い、予め宣言しておいてもいいような気もする。
しかし熊谷市は「厳しい暑さ」はデメリットと考え、見切りをつけた。少々残念にも思えるが、熱中症で死者がでることも珍しくなくなったご時世では仕方がないというところか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)