日本人の「質」は落ちてきた?60代が考える問題点とは
2020年には東京五輪が開催される。現段階で建築費用やセキュリティなどさまざまな問題点はあるものの、五輪が世界に注目される絶好のチャンスなのは間違いない。
成功を収めるためには、我々日本人ひとりひとりのモラルも重要となってくるだろう。
■日本人としての質は大丈夫?
日本人は堅実さや調和を好み、真面目に働くといったイメージが世界で評価されることもある。しかし、「ここ数年で日本人の質が変わってきた」と感じる人が多いようだ。
しらべぇ編集部の調査によると、半数以上が日本人の質が変わったと回答したのである。
年齢に比例するようにその割合は高くなっている。60代といえば、高度経済成長やバブルを経験している一方で、オイルショックショックやインフレを経験している激動の世代だ。
残業のしすぎで過労死という言葉もあまり聞かれなかった時代であったため、労働時間も長くハングリー精神が旺盛だったのかもしれない。
そんな60代からすれば、今の世の中に対して何か思うこともあるのだろうか。逆に人生経験の短い20代では、質の変化まで感じることはあまりないようだ。
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■日本人の質が下がった原因はコミュニケーション不足?
日本人の質が落ちているという要因について、具体的にどのようなことがあるのか。編集部では、今の日本人に問題を感じているという60代の男女3名に話を聞いてみた。
「人と人とが面と向かってコミュニケーションをしていたのが、スマートフォンの登場により今ではスマホの画面と向き合っているようで…それが寂しく思う」
「近隣との助け合いや近所付き合いが、最近の人はできていない」
「最近の教育の影響なのか、みんな同じが望ましいという風潮で個性がなくなってきたように感じる」
技術の発展で情報が拡散されるスピードやSNSが活発になる一方で、人と人のコミュニケーションの機会が失われつつあるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)