ノマドに対し「家でやれよ…」「会社戻れよ…」と思ってる人はどのくらい?
世界有数のコーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」が、お客さんが自由に過ごすことができる空間としてサードプレイス(第3の場所)の提供を目指しているように、いまやカフェというのは“お茶を飲むだけの場所”にとどまりません。
特に目立つ利用の仕方は、「ノマド」ですね。カフェのテーブルでノートパソコンを開き画面とにらめっこ、ペンを片手に参考書やノートで勉強。そんな人たちです。
いまやカフェにおいて当たり前の光景となった「ノマド」のみなさんの存在。いったい、ノマドはどれくらいいるのでしょうか。20代から60代の男女1500名を対象に調査してみました。
■カフェやファミレスなどで仕事や勉強をすることがある
・YES:9.3%
・NO:90.7%
9.3%と、ノマドの存在はかなりの少数派となりました。実際にカフェにいるとその存在は多く感じますが、世間全体でみると1割程度なんですね。
さて、ノマド人口が少数派であることが確認できた一方で、ノマドの民に対して「家でやれよ…」という考えを抱く人たちの存在も忘れてはなりません。確かに、ゆっくりコーヒーやおしゃべりを楽しみたいお客さんの横で「ッターン!」とEnterキーを強く押されたら…うるさい、もしくは不快かもしれませんね…。というわけで、こちらについても調査してみました。
■カフェやファミレスなどで仕事や勉強をしている人を見ると、「家や会社でやってほしい」と思う
・YES:32.3%
・NO:67.7%
9%ほどのノマド民に対し、世間一般からは厳しい姿勢が見られました。電源プラグやWi‐Fiのフリースポットを備えた喫茶店が徐々に増え、ノマドは広く受け入れられているように感じられますが、およそ3人に1人は「家でやってくれよ…」「会社に戻ってよ…」と感じているようです。
店内が混雑しているにも関わらず全く気にする素振りを見せない、ワンドリンクで何時間も粘る…。ノマドの存在を好意的に見ない人たちからは、しばしばそんな声が聞かれます。筆者もノマドとしてカフェを利用するもののひとりとして、マナーに気を付けながら利用していきたいと思います。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部・矢野恵美)