離れて暮らす親とマメに連絡とる?いじめ経験者に多い結果に
大学入学や就職、結婚を期に、実家を離れて暮らし始める人は多いだろう。
親と離れて暮らすと必然的に顔を合わせる機会も減るだろうが、そうなっても「親とマメに連絡をとっている」という人はどれくらいいるのだろうか。
しらべぇでは、全国20代〜60代の親と離れて暮らす男女806名に対し調査してみた。
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■女性のほうが親と連絡をとる傾向
男女別で見てみると、離れて暮らす親とマメに連絡をとっている男性は24.6%、女性は35.7%で、女性が10ポイントも高いことが明らかに。
女性は男性より、親が恋しくなることが多いのかもしれない。
また、実家では母親がしてくれていた家事をすべて自分でやらなくてはいけなくなり、親のありがたみを感じるとともに、アドバイスをもらっていることも考えられる。
一方で男性は、仕事ができて一人前という感覚の人が多いのか、連絡を頻繁にとることをせず仕事に没頭するのかもしれない。
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■いじめ経験者は親を大切にする?
特徴別で見てみると、興味深いことがわかった。「他人をいじめたことがある」という人の約4割が親とマメに連絡をとっていると答えたのだ。
これはどういうことなのだろう。編集部では、過去にいじめをしたことがあるという30代男性に、この結果を見てもらった。
「なんとなくですが、この結果はわかる気がしますね。いじめっ子って、元々親との関係が良好なんですよ。親から認められてるという自尊心から、他人を虐げる傾向にある気がしますね。大人になってからも親と連絡を取り合うというのは、先述したように元々関係性がいいから、といえるのかもしれません」
という意見。
また、スマホの最新機種・iPhone7を買った人では約6割。それ以外の人と比べて、25ポイント以上も高い。
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■親の気持ち
では実際、親としては連絡をしてほしいのだろうか。子供と離れて暮らす50代女性に話を聞いてみると…
「毎日でもしてもらいたいです。私の娘には2歳になる子供がいるので、毎日の様子を写真に撮って送ってくれるだけでも嬉しいです。連絡がきて嫌な親なんていないと思いますけどね」(50代女性)
親にとっては連絡のひとつでもくることは喜ばしく、安心するものなのだろう。毎日忙しく過ごしていても、気がついたときには連絡してみてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の親と離れて暮らしている男女806名(有効回答数)