【質問】緑茶とウーロン茶どっちをよく飲む? 若者ほどウーロン茶をよく飲む理由とは
お茶は日本だけでなく世界でもっとも消費されている飲料の一つに数えられます。緑茶や烏龍茶、ジャスミン茶などのポピュラーなものに加えて、ダージリン、玄米茶、チャイティーなどその種類は多岐に渡ります。
なかでも我が国でポピュラーなものと言えるのが緑茶と烏龍茶でしょう。当サイトが実施した調査によると、両者でより多く飲まれているのは緑茶のほう。78.0%が緑茶をよく飲むと答えています。
世代で違う!ウーロン茶を飲む割合
この質問、さらに詳しく調べてみると一つ興味深い結果が出ていました。世代別の回答結果を見ると、若い人ほど烏龍茶を飲む頻度が高くなっているのです。
【世代別】烏龍茶と緑茶では、烏龍茶の方が飲む頻度が高い人の割合
20代:29.3%
30代:23.0%
40代:26.0%
50代:17.0%
60代:14.7%
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若者が烏龍茶を飲む理由って?
20代と60代では、その割合に倍近くの差が生じています。若者になると、なぜウーロン茶を飲む頻度が高くなるのでしょうか。回答者のコメントを見てみましょう。
「居酒屋で頼むから」(30代・男性)
「お酒を飲まないので外食のときには烏龍茶を飲む」(20代・女性)
「ウーロンハイをよく頼むので」(30代・女性)
「ラーメン屋に入る前に黒烏龍茶をよく買うから」(30代・女性)
「お茶はまったく飲まない」(20代・男性)
「居酒屋やファミレスで緑茶はあまり見ない。お茶を頼むならまず烏龍茶になる」(30代・男性)
「脂っこいものを食べた時に飲むのが烏龍茶だから」(30代・男性)
外食が多い若者の場合、そもそも外食のメニューに緑茶がない場合が多く、結果的にウーロン茶を飲む機会が多くなるようです。とはいえ、20代でもおよそ7割は緑茶を飲む機会のほうが多いということなので、日本でもっとも飲まれているお茶が緑茶であることはほぼ間違いないと言えるでしょう。
以上のアンケート結果から、飲料業界における戦略も垣間見えます。現状、緑茶がその想定顧客を一般家庭や外食産業など広い範囲に設定しているのに対し、ウーロン茶は外食産業に特化したターゲティング戦略をとっているのかもしれません。今後、ウーロン茶が一般家庭を席巻する可能性はあるのでしょうか。その動向に注目してもおもしろいかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部)