アトムが案内?高田馬場「幸寿司」の立ち喰い蕎麦が旨い
立ち喰い蕎麦大好き芸人三拍子・高倉です。今回は高田馬場駅にある夜は寿司屋になる二毛作の立ち喰い蕎麦屋を紹介しよう。
高田馬場駅降りてすぐ、ガード下の壁に賑やかに描かれているのは手塚治虫作品のキャラクター達。駅のホームの発車音は鉄腕アトムの曲、改札を出ればこの壁画。
手塚プロダクションがある街ならではの演出。そしてこの壁画のアトムに目をやると何やら指をさしている。
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◾️「寿司」の看板の立ち喰い蕎麦屋
そう、アトムが導いてくれた先にあるのが今回紹介する立ち喰い蕎麦屋。
と言っても看板には「幸寿司」と書いてありのれんには「立喰 そば うどん」と書かれている。
初めての人は分かりづらいと思うが、ここ「幸寿司」は昼は立ち喰い蕎麦屋、夜は寿司屋に変わる店なのだ。頭の中で
「蕎麦をこえて〜ラララ寿司のかなた〜♪」と意味の分からない替え歌がループされる。
扉には寿司メニューの貼り紙。
中に入ると寿司メニューと蕎麦メニュー両方貼り出されている。初めて行ったミスタードーナツで中華料理メニューがあった時の違和感までは感じなかったが見慣れない光景。
その軽い違和感を楽しみつつかき揚げ蕎麦を注文。
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◾️つゆに溶けるかき揚げが旨い!
ジーンズにパーカーのスタイリッシュなお姉さんが手際良く作ってくれ、1分もしないうちに登場。
たっぷりネギが嬉しい。
麺は茹で置きでもっちりつるつる。キリッと濃いつゆが、絡んだ麺を啜るとじんわり体に染み渡る。
そして、かつて俺がアルバイトをしていた立ち喰い蕎麦屋と同じ店から注文している「かき揚げ」がまたいい味を出している。
一見しんなりカチカチぺったんこのかき揚げだが、温かいつゆの中で時間が経つにつれてほぐれていき最後はふわふわに。
このかき揚げが溶けたつゆも天ぷらの旨味が溶けて、さらに美味しくなるのだ。つまり立ち喰い蕎麦屋のかき揚げとして計算されたかき揚げ。
寿司ネタが入るであろうショーケースを見ながらゾバッと完食。そばらしい一杯だった(素晴らしい一杯)。
アトムはこれを食べさせたくて指をさしていたんだね。
アトムも大絶賛?の夜は寿司屋の立ち喰い蕎麦屋「幸寿司」皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。蕎麦屋の時間帯は「古田屋そば店」とも呼ばれているらしい。
啜るか啜らないかはあなた次第です。
【住所】
東京都新宿区高田馬場2-19-6
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(取材・文/三拍子・高倉)