【コラム】転勤族が教える!10倍差がつく賃貸物件探しの裏ワザ・ネット編
引っ越しや急な転勤が決まった際、私たちの頭を常に悩ませるのが、物件探しです。ネット上には、よい物件の見つけ方として「繁忙期(9月と3月)を避けること」や、「長年その地に根をはる“まちの不動産屋”を見つけてそこを訪れること」などが掲載されていますが、いまやこうした知恵は当たり前すぎて、ほとんど情報としての価値を持ちません。
特に後者については、最近では特定の不動産屋さんだけが保有する物件情報はかなり少なくなってきており、おじいさんとおばあさんの夫婦が経営するような「○○商事」といった不動産屋さんと、EXILEのような見た目をした妙に日焼け顔のお兄さんたちが営むカタカナの名を冠した不動産屋さんとの違いがあまりなくなってきています。
そこで今回は、尋常ではないペースで引っ越しを繰り返す転勤族の方に聞いてわかった、“普通の人と10倍差がつく賃貸物件探しの裏ワザ”を前編・後編にわけてご紹介します。
前編では、ネット上での物件探しの裏ワザを中心に紹介していきましょう。
■裏ワザ1:ポータルサイト以外で情報を得るべく、物件名で検索!
「スーモやホームズなど、大手の賃貸物件ポータルサイトでは、各物件情報のページでアパートやマンション名をあきらかにしているものが多いんです。その場合、物件名でググってみると、ポータルサイトには掲載されていない当該物件の画像が見られるので参考になります」(32才・営業)
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■裏ワザ2:いろいろ詮索すべく物件名を特定!
「ポータルサイトに物件名が載っていなくても、物件名をあきらかにする方法はあります。物件情報の備考欄にある『セブンイレブン○○店230m』『○○郵便局50m』のような情報をもとに当該物件のだいたいのエリアを特定するんです。あとはグーグルストリートビューでそのへんを見てみると、物件情報のページで見た外観の物件が見つかります。ここでグーグルマップに戻せば、その物件名がわかるという寸法です」(41才・IT系)
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■裏ワザ3:見落としがちな情報を口コミサイトでしらべる!
「過去にその物件に住んだことがある人の声を中心としたアパート・マンションの口コミサイトがあります。こちらには、住んだ人にしかわからない生々しい声が掲載されています。特に、賃貸物件を探している際には見落としがちな夜の物件周辺状況、住民の日常の様子などが書かれており、たいへん参考になります。
不動産屋はいかに契約させるかを考えますし、私たちお客さんは物件の良いところしか目がいかないものです。口コミは、物件名さえわかっていれば『物件名 口コミ』で検索して結構ヒットするものです。大手の口コミサイトだと“マンションノート”や“マンションレビュー”が有名でしょうか」(29才・マスコミ)
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■裏ワザ4:不動産屋を働かせる!
「気になる物件があったとして、すぐに電話で連絡して内見を申し込むのもそれはそれでアリですが、やはりそれでは本当に自分の希望にあった物件を見落としがちです。そんなときは、ポータルサイトで見つけた優良物件を掲載している不動産屋さんにほかに良い物件はないかメールを入れるんです。
メールのポイントは2つ。1つはサイトで見つけた気になる物件のさらなる情報(画像、図面)を求めること。2つめはその物件を含めた住みたい物件の条件を記載することです(エリア、広さ、家賃)。そして最後に、『条件に見合う物件がある場合のみそちらに伺います』と書くのです。これで自分で無駄なサイト巡回や不動産屋まわりをしなくて済みます。メール返信期限を数日から週間と決めて複数の不動産屋さんにこうしたメールを送れば、かなり優良な物件情報が手に入りますよ」(32才・金融)
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■まとめ
ネットでの物件探しのポイントは、リアル(不動産屋に出向くこと)で動く前にいかに希望物件を絞り込むか、です。これらの裏ワザを駆使すれば、適当に数件不動産屋さんをまわっている人たちよりも圧倒的に優良物件に巡り会えるようです。特に、気になる物件をネット上で見つけたら、その物件名をあきらかにすることはなによりも重要だそうです。
半期終わりの9月前、引っ越しを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
(取材・文/しらべぇ編集部)