東京・大阪計26の繁華街を「眠りにつく時間」で比較!断トツ早い東京の街とは?
夏休みシーズンに入ったオフィス街、微妙に人通りや営業している店が少なくないか? と、今日も炎天下、元気に出勤しながらも休暇中の皆さんの事が妬ましい、かっこ株式会社の成田です。
街には、昼と夜の顔、平日と休日の顔があるものです。例えば、歴史ある観光地の夜が意外と早かったり、オフィス街の日曜日はご飯を食べる場所にすら困ったり。そんな経験、多かれ少なかれ皆さんにもありませんか?
前回、東京と大阪を比較分析した記事が多くの人に読んでもらえたことに味をしめ、今回は、「閉店時間」や「定休日」から東京と大阪の街の分布を調べてみることにしました。
サンプルにしたのは東京、大阪のあわせて26の街。その中で、ぐるなびさんに情報掲載していた14410店を対象に、閉店時間の平均や、日曜定休の比率、生ビールの値段など、気になる情報を街ごとの集計分析にぶち込んで、何時頃までお店がやっている街なのか、日曜に呑める街なのかどうか、そして生ビールの価格についての判断材料をデータから明らかにしようと思います。
では早速、分布図を見ていきましょう。
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■もっとも眠りにつくのが早かったのは、東京「浅草」
今回のデータ分析の結果、東西で最も早く眠る街は、東京の浅草であることが明らかになりました。平均閉店時間は、22時52分。実際に浅草の夜を知っていますが、20時を過ぎると店が閉まりはじめ、21時にはだいぶ暗いですね。勝手な予想ですが、平均の閉店時間はもっと早いと思っていました。チェーン店の閉店時間に引っ張られて平均が大きな影響を受けている可能性アリですね。
次いで早く眠る街は、大阪の鶴橋で23時2分。この2つの街は、ビールの提供価格が非常にお安いのがわかりますが、その分、眠りにつくのも早い繁華街となっています。
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■日曜日の夜は、ゴーストタウン化してる? 大阪「北新地」と東京「新橋」
平日であれば酔っぱらいのサラリーマンで大賑わいのオフィス街も、日曜ともなるとそこで過ごす理由はありません。ビジネス需要が無いからか、大阪の北新地では、なんと70%のお店が日曜定休。東京のサラリーマンにとっての魂の解放地、酔いどころとして有名な新橋も、60%のお店が日曜は定休し、静まり返ってしまうようです。
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■土日も深夜まで安定の不夜城は「渋谷」「新宿」、ダークホース「高田馬場」!
深夜まで営業している店が最も多い街として、データ上でも圧倒的存在感を見せたのが、日本を代表する盛り場、新宿と渋谷です。何の意外性もない、安定の結果ですね。
一方、その陰で、都内でもかなりお手頃価格の500円以下で生ビール中ジョッキにあり付ける高田馬場が、多くの店で25時(深夜1時)過ぎまで呑み続けられる魅惑の不夜城であることが今回「見える化」されました。「東京で、深夜まで安く飲むなら馬場へ行け!」。これが、この分析で最大の収穫だったかもしれません。まぁ、早稲田大学出身の方々には常識かもしれませんね。
■調査概要
ぐるなびに掲載されていた合計14410件の店舗データを元に、店舗平均閉店時間を算出し、生ビール平均価格を加えた分布を可視化
(文/かっこ株式会社・成田武雄)