沖縄県民しか分からない…?方言強めな沖縄ローカルラジオ番組タイトル7選
元ハガキ職人のやきそばかおるです。日本で最もラジオを聞く習慣がある県は、実は沖縄県だと言われています。沖縄のラジオ番組の特徴は、タイトルに方言がついたものが多いこと。今回は、たくさんの番組のタイトルのうち、沖縄県人以外の人には絶対に分からなさそうなタイトルを集めてみました。
■「山本彩香の 鶴は千年、亀は満腹・チュファーラ」(ラジオ沖縄、日曜17時)
途中までは分かるが、問題は「チュファーラ」。実は「満腹」という意味。 つまり、そのまま訳すと「鶴は千年、亀は満腹・満腹」となる。
■「愛がベース チャンプル チャンプル」(FMコザ、月曜14時)
「チャンプル(ー)」は「まぜこぜにする」という意味。スピリチュアルカウンセラーなどいろんな顔をもつ恵柳さんが、ゲストを交えながら元気にお届けする番組。テーマに合わせた川柳やラブレターも募集しているとのこと。
■「ズミーファイユー」(琉球放送、土曜18時)
石垣出身の新良幸人と宮古出身の下地勇によるバラエティ番組。「ズミーファイユー」とは、 宮古島の方言「ズミ!」(最高!)という意味と、石垣島の方言「ミーファイユー」(三拝世・ありがとう)という意味を併せた造語。大喜利的なコーナーもあり、タイトルは『ちんぎられた遊び』。かつては『スナック母子手帳』というコーナーも。
■「民謡で今日拝びながら」(琉球放送、平日16時)
「みんようで ちゅう うがなびら」と読む。読める人は確実に沖縄県人。「民謡で今日お目にかかります(意訳で「こんにちは」)」という意味。放送開始から52年を迎えた驚異の生放送長寿番組。ハガキによるリクエストを主に、古謡・俗謡・新民謡を中心に放送。この番組で紹介されことがきっかけでビッグになった“唄者”も多いとのこと。ちなみに、ペンネームやラジオネームの使用を禁止している珍しい番組。
そのほか、一気に紹介。
■「ひとしーの 唄ぬちゃうき」(ラジオ沖縄、月曜22時)
「唄ぬ」は「唄の」、「ちゃうき」は「お茶菓子」という意味。「ひとしー」は喜屋武均さんの愛称。
■「赤瓦ちょーびんの ぐぶりーさびら」(ラジオ沖縄、日曜9時)
「ぐぶりーさびら」は「失礼します、さようなら」という意味。赤瓦ちょーびんさんは、フリーのガイド。
■「ひがけい子の 今日んにふぇーでーびる」(ラジオ沖縄、水曜22時)
「ふぇーでーびる」は「ありがとう」という意味。つまり「ひがけい子の今日にありがとう」ということ。
沖縄のラジオ局の番組表を見ていて驚くのは、驚異の自社制作番組率の高さ。民謡を紹介する番組も多数あり、地域色を表している。
そんな中、沖縄が大好きで月の半分は沖縄で暮らしているという俳優の中尾彬が「沖縄時間」(琉球放送)というレギュラー番組を持っていることに驚いた。こうなったら具志堅用高も「具志堅用高の今夜もちょっちゅねぇ~」という番組をやってほしいくらいである(何が「ちょっちゅねぇ~」なのかは分からないが…)
(文/やきそばかおる)