【男女253人】桜舞い散る度に思い出すことは? 死、卒業、失恋…
2月が終わり、3月に入ろうとしています。住む地域によっては春の訪れを感じた方もいるのではないでしょうか。
春の風物詩といえば満開の桜。一見、メディアが流布するイメージが重なり多幸感に包まれているように思われがちな風景ですが、桜が舞い散る度に思い出される記憶は人によってさまざまです。今回は、毎年、桜が舞い散るたびに思い出す出来事があるという人253名にこの季節ならではのエピソードを伺いました。
■卒業、入学、合格、そして不合格
桜が散り始めたころ、武道館で大学の入学式が行われた。晴れて浪人から大学生になれたという実感を持ち、夢を膨らました記憶があります(60代・男性)
はじめて一人暮らしした街に見事な桜道があって、夢と希望に満ち溢れた気分を思い出す(30代・男性)
国家試験合格(20代・男性)
大学受験失敗を思い出します(50代・男性)
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■実る恋
はじめて告白された(40代・男性)
卒業式で、好きでもない男に告白して、卒業式をイベント感溢れさせた思い出があります(20代・女性)
いまの嫁と出会った季節(30代・男性)
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■失恋
とっても好きな人と同棲したのがこの季節だった。アパートを探して、2人で引っ越しの準備をして。楽しかったな(30代・女性)
卒業と同じく、恋人ともサヨナラしたこと。もしそのまま付き合っていたら、今ごろ結婚していたのかもと思ってしまう(40代・男性)
好きな人と別れたこと(20代・男性)
昔の彼女と花見に行ったことを思い出す(30代・男性)
咲く吹雪が舞っている公園で別れ話をした思い出がある(60代・男性)
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■あの場所
坂口安吾の小説さながらの桜吹雪、弘前を思い出す(50代・男性)
田舎から東京に就職したときが、春の桜が散る頃でしたので、桜が散る時期になると田舎を思い出します(50代・男性)
姉の結婚式が3月の下旬で上京した。そのとき、沖縄在住の私が初めてソメイヨシノの散る様子を見た(50代・女性)
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■死
好きな公園の、今は無い、桜の木の下で遊んだ事を思い出す(30代・女性)
中学時代仲の良かった友人が白血病で闘病し、亡くなった連絡をうけたその日。よく晴れた校庭で、桜が思いきり舞っていた(30代・女性)
若くして亡くなった母と、亡くなる前に車いすに乗せて桜を観に行った(60代・女性)
仲良くしていた妻とほとんど毎年、あっちこっちの名所を訪ねていた。彼女に先立たれた今、桜が咲かなければ良いのにとさえ思う(60代・男性)
■桜ならではのエピソード
高校生のころ。地元のお祭りに行き、ボーっとブランコに乗り満開の桜を見て「この先、何度桜を見るんだろう」としみじみ話したことを思い出し懐かしく思う(40代・女性)
桜の花はズームで見ると花の死だが、桜の木全体で見ると死んでいるわけではない、と同僚と話したことがある(20代・女性)
小さい頃に道端のさくらの花びらを食った。死ぬかと思った(20代・女性)
勤務していた飲食店で休みがなく、毎朝疲れ果てながら散った桜の花びらを掃除していた(20代・男性)
ほとんど何も進歩してない自分が、去年の自分とかぶる(20代・男性)
このように、桜にかんする思い出はさまざま。日本の音楽業界が、桜舞い散る度に季節に関連した新譜をリリースするのは、そのエピソードの多さから必然なのかもしれません。今年も、それぞれに特有のセンチメンタルな物語が思い出されることでしょう。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年2月13日(金)~2月16日(月)
対象:全国20代~60代 男女253人