ラグビー日本代表のテストマッチ開催 ブームは一過性のもの?
今後新体制で強さに磨きをかければ、さらにファンを増やすことができるかもしれない。
5日、秩父宮ラグビー場で「リポビタンDチャレンジカップ日本代表対アルゼンチン代表」の試合が行われる。エディー・ジョーンズ氏の後任として就任したジェイミー・ジョセフ氏の初陣だ。
■昨年のW杯で人気が爆発
長らく人気が低迷していた日本ラグビーだが、昨年のワールドカップで優勝候補筆頭の南アフリカ共和国を終了間際の劇的トライで破り、世界を驚かせたことで人気が爆発。
さらにサモアとアメリカにも勝利し、史上初の3勝を決める。残念ながら決勝トーナメントには進めなかったものの、組織的に勝利を目指す戦いぶりに国民はラグビーの素晴らしさを再認識した。
ルックスの優れた五郎丸歩ばかりに注目が集まった感はあったもののの、国内のラグビーリーグ「トップリーグ」も盛況。昨シーズンは総入場者数が過去最高を記録し、注目度が劇的に高まった。
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■今シーズンは注目度が減少傾向
人気を取り戻した日本ラグビーは、今年8月のリオオリンピック7人制ラグビーでニュージーランド代表オールブラックスを破る金星をあげ、4位入賞。その力は確実に上昇している模様だ。
しかし注目度については昨年ほどではないのが現状。五郎丸の海外移籍もあってか、8月末から始まっているトップリーグもメディアで報じられることが少なくなっている。
ラグビーブームは一過性のものだったのだろうか?
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■世間は興味を失った?
そこでしらべぇ編集部では全国の男女に、「昨年ラグビーに興味を持ったがもう観ていない割合」を調査。
結果、「観ていない」と答えたのはわずか2割であることが判明。既存のファンはもちろん、昨年の感動的な逆転劇で興味を持った人々は、いまだに注目してくれているようだ。今後新体制で強さに磨きをかければ、さらにファンを増やすことができるかもしれない。
5日に戦うアルゼンチン代表は、ワールドカップでベスト4に入った強豪国。難敵だが、勝てばジョセフJAPANの門出としては幸先のいいものになる。勝利を期待したい。
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1387名(有効回答数)