ディカプリオは神対応だったけど…出待ちで発生したトラブル3選
スコットランドを訪れている俳優のレオナルド・ディカプリオが利益の一部をホームレスに供与している有名カフェを訪れ昼食をとり、支援活動に一役買った。
訪問の噂は事前に知れ渡っており、地元女性が店の周りに殺到。スーパースターの登場を「今か今か」と待っていたという。
そんななか、ディカプリオは颯爽と登場すると、嫌な顔1つせず笑顔で即席のサイン会を開始。出待ちしていたファンを大いに喜ばせた。
おそらく、「待っていてよかった」と思ったことだろう。
■「出待ち」経験者は少ない
日本でも、芸能人やスポーツ選手がテレビ局やイベント会場などから出てくるのを待つ人をみかける。ただしし経験者は少ないようで、1割から2割程度しかいない。
また、男女比でみると女性のほうが経験者が多く、40代と50代の割合が高い。女性のほうが有名人に会いたいという欲求が強いのだろうか。
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■トラブルも少なくない
出待ちするファンは必ずしも好意的ではなく、スポーツなどでは負けた腹いせに待つことも少なくない。また、「姿を見たい」気持ちが高まりすぎて、トラブルに発展することもある。
おもな事例は以下の通りだ。
①ファン同士が殴りあい
ラジオ局の前でジャスティン・ビーバーの出待ちをしていた女性ファンが、本人が姿をみせた途端殺到。押しあいや怒鳴りあいになった挙句乱闘に発展。流血者がでるほどの事案に。
ジャスティンはこのような事態に辟易としたのか、今年5月に「もうファンと一緒に写真は撮らない」と宣言。現在では写真が嫌いになってしまったそう。
②一般客やタレントに迷惑をかける
アイドルやスポーツ選手の姿をみかけたファンが、新幹線の改札や駅のホームなどに殺到。一般客を完全に無視する形で人だかりを作り大迷惑に。また、無断撮影やつきまとい行為でタレントに迷惑をかけることも。
事態を重くみた芸能事務所では所属タレントの活動に支障がでる可能性があることや、周りに迷惑になることから過度な出待ちの自粛を呼びかけている。
ちなみに、コアなファンになると対象のスケジュールを確認し「この時間にこの駅に来るはずだ」と読みをいれ待ち受けることもあるらしい。
③乗り物に卵や石を投げる
王貞治を監督に迎えたダイエーホークスだが、一向に成績が上がらず低迷。
1996年、ついに我慢できなくなったファンが試合後選手たちが乗るバスを取り囲み、約50個の卵を投げつけた。「世界の王」は、この行為に怒りで身体を震わせたという。
また、1971年には試合を放棄したロッテに怒ったファンがバスに投石する事態が発生。OBの福本豊氏と加藤英司氏が語ったところによると、「バスが燃えた」とのこと。
出待ちをするのは結構だが、周りや本人に迷惑をかけない形でお願いしたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)