スーパーで大量販売のロールケーキがまさかの「手巻き」だった
スーパーやコンビニで見かけるお菓子やスイーツといった、大量に販売されている商品には、全てが機械化された工場で生産されているイメージがあるだろう。
しかしそんな大量に販売されている商品にも関わらず、美味しさを追及して人の手で丁寧に作られているものも存在する。
国内の大手スイーツのメーカーのひとつ、モンテール。シュークリームやエクレアと並び、多くのスーパーやコンビニで見かける人気の「ロールケーキ」などが、なんと“手巻き”されていたのだ!
対象商品は『6P牛乳と卵の手巻きロール・ミルク』『6P牛乳と卵の手巻きロール・生チョコ』『手巻きクレープ・生チョコ』など、商品名にも「手巻き」としっかり盛り込まれている。
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■手巻きでないと
驚いたのは、同社が「機械化するつもりがない」ということ。
「モンテールのロールケーキは、スポンジ生地の美味しさにこだわるため、メーカーと共同で開発した、キメの細かい微粉砕のオリジナルの小麦粉を使用し、材料を混ぜ合わせるタイミングなどにもこだわることで、ふわっとしながらもしっとりとした食感が特徴です。
とてもやわらかく、ふわふわとした生地のため、機械で巻く事ができず、人の手による“手巻き製法“を採用しています。“手巻き製法”なので、スポンジのやわらかさを保ちながらクリームをしっかりと巻き込むことができます。
また、『手巻きクレープ・生チョコ』は薄くしっとりとしたクレープ生地、なめらかなホイップクリーム、口どけの良い生チョコが三位一体となり楽しむスイーツです。
このクレープ生地がパサついてしまうと、なめらかなクリームや生チョコとのバランスがくずれてしまうため、絶妙な温度で薄いクレープ生地を『内側はしっとり、表面には綺麗な焼き色が付くように』焼き上げています。しっとりとした薄い生地で、破けやすいので機械ではなく手で巻いています。また、たっぷりのホイップクリーム、生チョコを入れていて、手巻きでないとキレイに包めないため“手巻き製法”で製造しています」(モンテール広報担当・関根裕美さん)
ロールケーキは1時間に約1,400本を製造しているが、絶妙な力加減が必要とされ、とりわけ「ふんわり巻きつつ、最後にキュッとするところが大事」なのだそうだ。
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■アレンジの楽しみも
そのまま食べても美味しいが、スーパーなどで手軽に買える商品ということもあり、ひと手間加える「スイーツレシピ」も充実。ロールケーキを使って簡単にできるブッシュ・ド・ノエルほか、これからの季節や日々のおやつ・デザートに楽しめるアレンジが紹介されている。
効率や食の安心・安全のために機械化が進むことは否定しないが、人の手で作られているものには、どこか温かみやこだわりを感じる人も多いだろう。
むしろ大量のものに囲まれる現代だからこそ、こうした“人の手が加わったもの”に惹かれるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)