大人なってからの誕生日祝い 経営者と無職での格差が深刻に
誰にだって年に1回、必ず訪れる誕生日。大人になると、「年をとるのでうれしくない」という人も多い。
しらべぇ編集部は、全国の20〜60代の男女1,387名に「誕生日のお祝いについて」の調査を実施。その結果、33.7%の人が「ここ数年、誕生日を祝ってもらっていない」と回答をしたのだ。
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■女子のつながりは誕生日の祝い合い
男女・年代別では、20代が少ない割合となっている。
またどの年代でも、女性よりも男性のほうが誕生日を祝えてもらえていない。女性同士の付き合いでは、お互いの誕生日を祝う人たちが多いのだ。
「『もう誕生日はうれしくない年』と言っても、友達から祝われるのはうれしいもの」(30代女性)
一方、男性同士では、このような習慣がほとんどない。また女性も、恋人や家族でない男性の誕生日を祝うことはしない人が大半である。
「誕生日は、いつもように残業して家に帰るだけ。Facebookに誕生日メッセージを書いてくれる人を入れていいなら、祝ってくれる人はいるかな」(30代男性)
また、既婚者のほうが未婚者よりも多い結果なのにも注目だ。
家族の存在が、誕生日を祝ってもらえるかの大きな鍵になっている。
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■経営者と無職の誕生日格差
誕生日を一番祝ってもらっている職業は、経営者であることが判明。
経営者なら多くの人脈があるので、多方面からお祝いをされる。中には会場を借りて、バースデーパーティーを開いてもらう人も。今後の付き合いを考えて、少し下心を抱えながら参加している人もいそうである。
対して無職・家事手伝いでは、半数以上もの人が誕生日を祝えてもらえていないのだ。こちらは経営者とは真逆で、人との付き合いがほとんどない。また家族と一緒に暮らしていても、コミュニケーションが少ない人も多い。
誕生日が本当にうれしくないと思っているのは、歳を重ねた人よりも祝ってくれる相手がいない人ではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1362名 (有効回答数)