負けたら…のプレッシャー 罰ゲームを受けたことのある割合は
しらべぇ編集部が調査を実施してランキングを発表し、多くの反響があった「罰ゲーム俳優」。
映画やドラマファンが、多くの作品に出演する彼らに、愛情を持って呼ぶその言い回しは、たくさんの制作担当者に出演を乞われる証でもある。
しかし、「罰ゲーム」というと、どうしても悪いイメージがあることも事実だ。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,362名を対象にアンケートを行い、「罰ゲームを受けたことがある」人の割合を調査した。
■大多数が「罰ゲーム」経験なし
「罰ゲームを受けたことがある」と回答したのは、全体の16.7%。ほとんどの人は、「罰ゲームを受けたことはない」とがわかった。
性別で比較してみると、男性は20.1%、女性は13.4%で、男性が約7ポイント上回る結果になっている。
男同士でふざけ合っている時、何らかの勝負をした際に、「罰ゲーム」が発生するといった要因もありそうだ。
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■罰ゲーム経験者の特徴は
全体としては経験者が少ない「罰ゲーム」だが、いくつかの特徴では比較的高い傾向を示した。
最も割合が大きかったのは、「異性に暴力を振るったことがある」の42.9%。次いで「自分は性的に変態だと思う」の41.8%。いずれも全体より25ポイント以上、高い数値となっている。
「罰ゲーム」が人格形成に直接的な影響を及ぼしたのかは不明だが、ごほうびと違って、ネガティブなモチベーションになってしまう「罰ゲーム」という仕組みを考えると、あまり良い影響はなさそうだ。
その一方で、「自分は勝ち組だと思う」も30.6%と、全体の倍近い数値を示しており、こちらは多くの競争の中で「勝ちを拾えなかった」時に、受けたものだろうか。
「勝ち負け」を意識する人ほど、勝負事を好む可能性は高く、「俺が勝ったら、○○しろよ」など、ちょっとしたシーンで「罰ゲーム」を生んでしまう側なのかもしれない。
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■デコピンやカバン持ち、掃除など
具体的にどんな罰ゲームを受けたことがあるのか、罰ゲーム経験者に話を聞いた。
「小学生の頃、友達同士でゲームをやっていて、続けて3回負けたらデコピンというルールがありました。
負けるだけでも悔しいのに、さらに罰ゲーム。しかもデコピンが上手いヤツがいて、本当にあれは痛かったです」(30代・男性)
「今は電柱もないから、そんなゲームが成立しないけど、学校から帰る通学路でジャンケンに負けると、次の電柱まで一緒に帰るみんなのランドセルを持って歩きます。
そこでまたジャンケンをして…という繰り返し。ゲームといえば、ゲームだけど、あれは罰ゲームでしたねぇ」(40代・女性)
「今と違って、なんでも競争させることが多い時代だったので、罰ゲームはいろいろありましたよ。クラスの中で班ごとに分かれて、テストや何か競技をやった時など、『負けた班が、今日の掃除』とか。
でも自分のチームが負けないように、得意な人が苦手な人を助けたり、教え合ったり。悪くない部分もありましたけど、今だったらイジメに繋がってしまうかもしれませんね」(50代・男性)
みんなで罰ゲームを受けないように、助け合うのは悪くないが、誰かが必ず「痛い目を見る」という仕組み自体は、あまり美しいものではない。
どうせなら「罰ゲーム」よりも、「ごほうび」を考えるほうが、みんなが幸せになれそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名(有効回答数)