集中できない…聞こえてきたツッコミどころ満載の会話たち
カフェやファミレスなどで、1人で本を読んだり仕事をしたりしていると、聞くつもりはないのに聞こえてきてしまう、他のテーブルの会話。
そうした会話の中には、「その話、ここでしていて大丈夫なの?」と思うものも少なくない。しらべぇ編集部では、そんな「聞いてしまった」エピソードを持つ人たちの話を聞いた。
■逃げて! それはマルチ勧誘
「駅にほど近いコーヒーショップで、お茶を飲んでいた時のことです。隣のテーブルで、就職活動中らしき学生がスーツ姿の人から話を聞いていました。最初は『OB訪問かな』くらいに思っていたんですけど…。
熱心に図解しながら、『もちろん当社に就職してくれてもいいし、別の会社に入って副業として関わってくれても、構わないから』と話している内容が、どう聞いてもマルチ商法でした。しかも『よくマルチと勘違いされるんだけど、これは違うから』とも。
聞いている子が、わかっていないのか『そうですよね。これは違いますよね』と、引き込まれているのも心配でしたね。下手に声をかけて、巻き添えをくうのもイヤだし、かといって店員に注意するのもどう言ったらいいかわからず、そのまま帰りました」(20代・女性)
気にはなるが、ちょっと対処に困るシチュエーション。話している方は、確信犯の可能性が高いので、その場で介入するのは難しそうだ。
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■今、そこで大丈夫?
「ファミレスで遅めのランチを食べていたら、別のテーブルで話している、上司と部下2人の話が聞こえてきました。どうもスポーツ系紙媒体の人たちのようなのですが、上司が『これからはWebだ。Web版を拡充して、動画も掲載する。取材に行った時に、話のついでに選手の動画もスマホで撮影すればいい』と。
まぁ間違ってはいませんけど、今そんな話をしていて、その会社は大丈夫なのかなぁ…って、他人事ながら心配になりました。心なしか部下のお二人の表情が、切なく見えた気がします」(30代・男性)
居酒屋などでも、上司が今後のビジネスについて熱く語り、部下がそれを聞きながら「うちの会社、大丈夫かなぁ」と心配になる…という話もあるが、無関係な人からも心配されるのは、さらに切ない。
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■こっちがいたたまれない
「近所のカフェで、クレーム処理の現場に遭遇しました。顧客のご夫婦に、担当者と上司が平謝りしていて…。
たぶん自宅への訪問を断られて、そこで会っていたんでしょうけど、周りの方がいたたまれない雰囲気でしたよ。一応、最後は穏便に話がまとまって、先にご夫婦が帰られた時は、フロア中がホッとした空気に包まれましたね」(40代・男性)
謝っている担当者たちは、なんらかの不備があった可能性があるので仕方ないが、その場に居合わせた人たちは、災難だったとしか言いようがない。
こちらが聞くつもりがなくても、聞こえてきてしまうケースも多い、公共のスペースでの会話。
逆そうしたスペースで会話する際には、どうしても無関係な誰に聞かれる可能性が高くなることを意識して、自分のためにも、他人の集中力を妨げないようにするためにも、気をつけた方が良さそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)