あなたはなりたい?「左利き」への憧れは40代から減少
世の中では少数派の左利き。天才肌などと言われ、たしかに一部には一芸に秀でた人もいる。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の右利きの男女1,208名を対象に「左利きについて」調査した。「左利きに憧れたことがある」と答えたのは25.6%で、一定数いることが判明した。
■50代以上から左利きに憧れる人が減る理由
性年代別では男女ともに40代までは高い割合なのが、50代からは一気に減少するのだ。
年代が高いほど、左利きは親が矯正をするイメージが強いはず。直さなければいけないものに憧れる人が少ないのは、真っ当な話だ。
では若い年代の人たちには、なぜ左利きに憧れる人が増えるのだろう。
「左利きは天才肌とか言われるから、なんかかっこいいイメージがある」(20代男性)
また男性が若干高い割合なのは、次のような理由があるのかも?
「私、左利きフェチなんです。左で字を描く人を見るだけで、ドキッとしてしまう」(20代女性)
ただ彼女のような人ばかりではないので、左利きだからといってモテることもない。
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■左利き本人が語る苦悩
左利きである本人は、自分の利き手についてどう思っているのか。
「天才肌と言われるけど、変わり者とも取られる。でもそういう部分は、個性としてうれしい。ただ日常生活では、些細な困難が多い。よく改札や自販機が言われるけど、このへんはもう慣れたかな」(30代女性)
「注ぎ口があるおたまは、左利きにとっては嫌がらせでしかない。頑張って注ぎ口から入れていたが、同じく左利きの友達が『普通のおたまみたいに、注ぎ口と逆側を使えばいい』と教えてくれた」(30代女性)
日常にあるものがほとんど右利きを対象に作られているために不便は多いが、なんとか順応して乗り切っているようだ。
また左利きを矯正された人も、完全に右利きになるわけではない。
「ペンや箸は右、はさみやナイフは左。さらにややこしいのは、ラケットでもテニスは右で卓球は左とサイズで違うんですよ。自分でも、わけがわからなくなってきます」(40代女性)
憧れる人もいるようだが、本人たちにしかわからない苦労は多い。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代右利きの男女1,208名 (有効回答数)