飲み会好き上司に苦悩する若者たち 「家庭を崩壊させる気か」
仕事の付き合いでの飲み会は、行きたくなくても断れない場合が多い。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女656名に「飲み会について」の調査を実施。全体では13.9%の人が、「上司が飲み会好きで困っている」と回答をした。
■若手社員が酒好き上司の標的に
性年代別では、若手男性社員の心の叫びが浮き彫りに。
一番困っているのは、20代男性である。やはり若手社員が対象になりやすく、さらに男性のほうが誘いやすいのだろう。
「上司と飲みに行っても気を遣うし、あまり楽しくない。それなのに割り勘だから、損をしている気持ちが大きいのが正直なところ」(20代男性)
最近は、飲み会を断る若者も増えたと言われている。なにかの節目に集まるなら仕方ないが、頻繁に意味もなく開催されると断りたくなるのが本音だろう。
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■妻の機嫌が悪くなる…
大切な家族を犠牲にしてまで、飲み会に参加するケースも。
「うちの上司は、ノリが体育会系で。上司の一言で、仕事帰りに飲みに行くこともしばしば。上司ところは長年連れ添っているので寛容かもしれませんが、うちの妻は『いい加減にして』と怒ってるし」(30代男性)
また自分だけが楽しみ、部下は聞き役の飲み会は苦痛でしかない。
「部長は『飲み会をして、部署内の結束を図る』とか言ってますが、自慢話を聞いて欲しいだけ。最近はたまに断るようにしているのですが、やはり『あいつは付き合いが悪くなった』って言われてるみたい」(20代男性)
ちなみに傾向別では、元ヤンが4割超えの多い割合になっている。
ヤンキーの上下関係は、とても厳しい。元ヤンが集まりやすい職種なら、昔の流れのまま人間関係ができる場合もある。そんな先輩から飲み会に誘われると、絶対に断れない状況になってしまうのだろう。
社内のコミュニケーションを大切にするのはいいが、相手のプライベートも考慮しないと楽しい飲み会にはならない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代有職者の男女656名 (有効回答数)