マイナンバーカード持ってる?4割近くは「持ってない」
2016年から開始された、マイナンバー制度。職場から「マイナンバーを提出してください」と言われた人もいるだろう。
しかし、1年経った今も「まだ発行してない」「持ってなくても困らないし」という人も多い。では実際に、まだマイナンバーカードを持っていない人は、どれくらいいるのだろうか。
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■「まだ持ってない」が4割近く!
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,365名に「マイナンバーカードを持っている」かどうか調査したところ、全体の38.1%が「持っていない」と回答。意外に普及しているような気もする。
男女年代別で見てみると、30代が少し多めだ。申請自体はスマホやパソコンから簡単にできるが、受け取りは交付窓口に行かねばならない。そういった手間を考えると、「困ってないし、いいか」と思ってしまうのかも。
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■意外? 公務員が…
職業別に見てみると、「持っていない」と答えたのは公務員が1位。
44.7%もの人が「まだ持っていない」と回答したのだ。これではなかなか普及しないのも無理はない…と思ってしまう。
逆に自由業の人は28.3%と低い。仕事先への提出や確定申告など、必要な場面が多いからだろうか。
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■本当に「持ってる?」
マイナンバーカードを持っていると回答した人の中には、ちょっと勘違いしている人も。
「送られてきた、紙のカードですよね? 番号の載っている。きちんと持っていますよ」(30代男性)
家に送られてきたのは「通知カード」であり「マイナンバーカード」ではない。通知カードは身分証の代わりにならず、「マイナンバー(個人番号)の確認」ができるだけだ。
マイナンバーカードの申請は義務ではなく、「必要ない」と思えば作らなくても問題ない。
ただ確定申告をはじめ、マイナンバーカードや通知カードに記載されている個人番号を使う機会は、これからどんどん増えていくだろう。
また、役所へ行かずにコンビニで、住民票の写しや印鑑証明を受け取ることができるケースなど、マイナンバーカードを持っていれば利便性が上がることもある。
いずれはみんな当たり前のように、持っている時代になるかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)