元小結・時天空の間垣親方が逝去 華麗な足技よ永遠に…

2017/01/31 17:30


(画像はFacebookのスクリーンショット)
(画像はFacebookのスクリーンショット)

元小結・時天空の間垣親方が31日、逝去したことが報じられた。

かねてから悪性リンパ腫で闘病中だった同親方は、30日に容態が急変。救急搬送され入院していたが、31日未明に帰らぬ人となってしまった。



■わずか2年で新入幕のスピード出世

モンゴルから東京農業大学に留学した時天空は、相撲部に在籍していたものの、プロになるつもりはなかったという。

しかし朝青龍や朝赤龍の活躍を見て、方針転換。時津風部屋に入門し、力士として生きることを決断する。

2002年の名古屋場所で初土俵を踏むと、破竹の勢いで22連勝。3場所連続優勝を達成するなど強さをみせ、わずか2年で新入幕を果たす。

その後は幕内力士として白鵬、安馬(日馬富士)、魁皇、琴欧洲らと激戦を繰り広げ、小結まで昇進した。


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■足技と気迫にファンが熱狂

時天空の最大の魅力は、気の強さと多彩な足技。

柔道経験を活かした蹴手繰り(けたぐり)が十八番で、立合いで相手が勢いよく向かってきたところや張りあいの際などにポンと足を蹴り、相手の巨体を何度も転がしてみせた。

また、勝負に対する気迫も凄まじく、闘志を前面に出す様子がたびたびみられ、睨みあうこともしばしば。とくに若荒雄と待ったを巡って張りあいを展開した「ケンカ相撲」は賛否両論はあったものの、彼らしいエピソードとして伝説化している。


人々の記憶にしっかりと刻まれた力士だっただけに、ネットからも続々とショックの声が。

https://twitter.com/maeara1219/status/826310456893591552

鋭い眼光と多彩な足技、そして相手に襲いかからんばかりの気迫。時天空という闘志あふれる力士がいたことを、ファンはいつまでも忘れないだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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