『耳をすませば』天沢聖司の声は高橋一生!あの名作の元ネタも?
『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)では「3週連続 冬のジブリ」祭りを開催中。最後を飾る今夜放送されるのは、あの名作『耳をすませば』だ。
■『耳をすませば』といえば…
「好きなひとが、できました」のキャッチコピーも有名な『耳をすませば』。聖地である聖蹟桜ヶ丘に行ったことがある人もいるのでは。モデル地散策マップも配布されており、聖蹟桜ケ丘駅の電車接近メロディーは「カントリーロード」だ。
コアなファンが多い作品なのだが、全国20代〜60代の男女1221名に「ジブリで一番好きな作品」を調査したところ、かなり低い順位になってしまっている。
あまりにもキラキラとした青春ストーリーのため、中学時代を振り返って2人とのあまりの違いに凹んでしまう人も多く、「耳をすませば症候群」なんて言葉もあるほど。
しかしこの『耳をすませば』、あの人気俳優が出ているのだ。
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■あの「聖司」役は高橋一生!
『耳をすませば』は、
読書が大好きな中学3年生の月島雫は、図書館で読んだ本の貸し出しカードに毎回「天沢聖司」の名前があることに気がつく。
その後、天沢聖司本人と出会い、反発しながらも徐々に彼に惹かれていく…
というストーリー。
そんな聖司を演じているのは、今大人気の俳優である高橋一生なのだ。声変わりする直前に、聖司の声をアフレコしたという。
聖司はヴァイオリン職人を目指しており、劇中では演奏するシーンもある。ちょうど、放送中のドラマ『カルテット』で高橋一生が演じているのはヴィオラ奏者。ヴィオラを演奏する姿に「リアル聖司くん」の声も。
たしかに成長した聖司の姿はこんな感じかもしれない…!
しかし、この「天沢聖司」はストーカー的に雫を狙っていたのでは? という話も。
頻繁に図書館に行って本を読んでいる雫よりかなりの冊数を読んでいないと、毎回貸し出しカードに名前がある…なんてありえない。
劇中のセリフでもにおわせるのだが、明らかに雫が読みそうな本を狙っているのだ。
他にも「これって…」と思わせる行動を繰り返すため、今見るとちょっとストーカーチックに感じる部分もある。
堀北真希を落とした時の山本耕史の行動も「一歩間違えばストーカー」と言われていたが、「聖司に似てる…」「聖司くんと同じ行動してる」なんて声もあった。
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■劇中に出てくる「あの映画」の元たち
『耳をすませば』の中には、他のジブリ作品の元となるものが登場している。
有名なのは『猫の恩返し』。
雫が書いた物語という位置付けのスピンオフだ。作中では、ムーンやバロンが主要キャラクターとして登場。ちなみにバロンの声を演じているのは『耳をすませば』では露口茂だが、『猫の恩返し』は今話題の袴田吉彦だ。
ちょっと意外なのは『千と千尋の神隠し』だろう。
『千と千尋の神隠し』は『霧のむこうのふしぎな町』というファンタジー小説の影響を受けている。そしてその小説が、図書館で聖司が読んでいる本として『耳をすませば』に出ているのだ。
ほかにも隠れトトロが出てくるなど、小ネタがたくさん。今夜はじっくりと『耳をすませば』を観てみては?
・合わせて読みたい→絶対に行きたくなるスタジオジブリの聖地『耳をすませば』『猫の恩返し』篇
(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1221名(有効回答数)