同じ悩みを持つ人に仲間意識 男女で温度差がある理由に納得
人間は共通する部分があると、相手に親近感を感じるという。それが悩みであっても同じようだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400人に「仲間意識」について調査を実施。「同じ悩みを持つ人に仲間意識を感じる」と答えた人は、全体で50.0%と意見がわかれた。
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■女性は同じ悩みでつながる
男女別では、大きな差が。
男性よりも圧倒的に女性のほうが、同じ悩みを持つ人に共感するようだ。その差は17ポイントにもおよぶ。
「職場の人たちとは、仕事の悩みや愚痴でつながっているようなもの」(30代女性)
共通の敵がいると、結束が強くなる場合がある。職場では、苦手な上司が該当するだろう。
「悩みだけでなく、なにか共通する部分があると話が弾む」(20代女性)
女性のほうが人とのつながりを求める傾向があり、それが今回の結果に反映されたと考えられる。
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■男性は悩みを表に出すのが苦手
一方男性は、悩みを話すこと自体に抵抗がある人も多い。
「自分の弱みを見せることになるので、あまり個人的に抱えている部分は人に言わない。上司の悪口くらいなら、みんなと一緒に言うけど」(30代男性)
昔から男女に求められてきた性格が、現在でも考え方の違いに影響をしているようだ。しかし男女問わず、ひとりで抱え込みすぎるのは心配である。
また職業別では専業主婦が一番多く、自由業が一番少ない結果であった。
専業主婦(夫)が多いのは、女性が多いからだ。家にいることが多いが、どのように悩みを共有しているのだろう。
「友達とLINEで、旦那の愚痴を言い合って発散。また子育ての悩みもTwitterでつぶやけば、共感してくれる人がいる。ネットがなかったらひとりで悩んでたと思うし、現代に生まれたよかったと思う」(30代女性)
人は同じ悩みを共有することで、結束を図るとともにストレスも軽減しているのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)