アイドル界に変革か オリコン「1人2枚まで集計」ルール
アイドルグループなどが頻繁に開催しているCDの販促イベント。握手会やサイン会、チェキ会などの特典がつくことが一般的で、その特典を目当てに同じCDを複数枚購入するファンも少なくない。
こうした熱心なファンの存在によって売上枚数も増加するわけだが、オリコンはこういった販促イベントに対して、売上枚数の加算を制御している。
つまり、販促イベントで大量にCDが売れたとしても、その全てがオリコンランキングに反映されるわけではないのだ。
購入者1人につき2枚まで集計
気になるのが、どれくらいの枚数であればランキングに反映されるかということだが、2月6日にオリコンは公式サイト上で「販売施策イベントに基づく売上の集計ルールについて(訂正版)」というニュースリリースを発表。
昨年9月5 日付集計分から、より厳格な統一ルールに基づいて集計しております。具体的には、商品形態数にかかわらず、イベント参加の購入者数×2枚を上限としています。
として、「購入者1人2枚まで」という販促イベントでの集計上限を明らかにしたのだ。
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CD大量買いはもう終わり?
実際の販売枚数というよりも、購入者数こそが重要となっている現在のオリコンランキング。ネット上では、
https://twitter.com/miyo_xv/status/828917491258634240
オリコン集計方法が変わったことで賛否両論あると思うけど、一人のファンが大量買いするよりもたくさんのファンが少量買う現場を各運営が目指してくれるなら、それはそれで良いことなのかなと思う。
— ずんだ (@zunda_dd) February 7, 2017
など、もはやランキングのために複数枚購入を促すようなアイドル運営は避けるべきだとの声も多い。
販促イベントによるオリコン上位ランクインが難しくなった今、アイドルの握手会イベントなどが減少していくかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・島野なぎさ)