Yシャツや靴下の色まで!サラリーマンの「理不尽な常識」
「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」。元東京都知事の青島幸男が作詞し、昭和の無責任男・植木等が歌った「ドント節」の一節である。
実際のところは今も昔もサラリーマンには制約が多く、理不尽なことばかり。「教育」と称してトップの価値観が押しつけられ、それが常識となっていることもあり、納得できないことがしばしば発生する。
気楽に過ごしている人は、かなり少ないだろう。
■サラリーマンの「Yシャツの色」にも制約?
サラリーマンの常識とされるものの1つが、Yシャツの色だ。
上司や教育係から「社会人なら白無地であるべき!」と言われたり、就職活動でも「印象をよくするために白無地を」と指導されることがほとんど。
しかし、本来ならば何色でも許されるはず。一体「Yシャツは無地で白が常識」と考えている人はどのくらい存在しているのだろうか?
そこでしらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1,365名に、サラリーマンのYシャツの色について意識調査を実施。
結果、「白であるべき」と考えている人は17.7%。意外にも8割が「ほかの色でもOK」との認識。ただし性世代別で見ると60代男性では23.4%にはね上がる。
時代を重ねるうちに「何色でもいいじゃないか」と、変化してきたのかもしれない。
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■ほかにもある理不尽な「常識」のようなもの
Yシャツの色以外にも「常識」扱いされているが、現在は「そんなことはないだろう」と意見がわかれているものがある。
①靴下の色
「サラリーマンの靴下は黒、ネイビーが常識。白無地や柄はNG」という考え。スーツに合わないという理由だが、「別に何色でもいいじゃないか」と感じている人も多い。
②「できないと言ってはいけない」
「お客様からの要望は、絶対にできないと言ってはいけない」論理。営業の世界で聞く言葉だが、「できないものをできると言うほうがNG」という考えもあり、意見がわかれる。
③上司より先に帰ってはいけない
上司より先に帰るのは「非常識」とする説。実際のところ、仕事が終わっていれば部下が先に帰宅するのは問題ないはずだが…。
④客や上司と一緒に食事をするときは先に食べない
上司やお客様と会食するとき注文した料理が先に来ても、全員分来るまで待つのが「常識」とする考え。先に食べても問題ないはずだが、なぜか待つ人が多いらしい。
いずれも「守らなくても問題ない」と思えるが、なかには気にする社会人もいる模様。つまらないことに気を配らねばならないサラリーマンは、やはり気楽ではない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)