『東京タラレバ娘』KEYが毛嫌う「女子会」を恋愛の妨げにしない方法
日本テレビ系で放送中のドラマ『東京タラレバ娘』で毎回開かれるアラサー女子会は、物語の根幹要素である。
だが3話では女子会が原因で「ヤッたことをベラベラと喋る女とは恋愛できない」と、倫子(吉高由里子)とKEY(坂口健太郎)の関係に亀裂が入ってしまう場面があった。
KEYが女子会を嫌悪した心理とはどんなものだったのか。また、女の友情を恋愛に活かすことができるのか。しらべぇ取材班は、心理カウンセラーの園絵氏に分析を依頼した。
■KEYがタラレバ女子会を嫌悪する心理
園絵:KEYの思考はきわめて男性的で、自意識が強いです。彼は白黒をはっきりさせるタイプであり、中途半端なことが苦手なタイプなのでしょう。
女子会は、結論をきっちりと出す話し合いではなく、恋愛のプロセスを話し合う傾向があります。自然と、タラレバ話が多くなり、抽象的な話が増えます。
KEYには無駄に見えて、フラストレーションがたまるのだと考えられます。自意識も強いので、ふたりだけの秘密を話されることは、許せないのではないでしょうか。
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■女同士の友情を恋愛に活かすには?
園絵:女性は気心の知れた相手には「自己開示」をします。 自分の恋愛を話して、友達と情報を共有することにより「親和欲求」が満たされ、自分が抱えている不安感を拭うことができます。カタルシス効果があるのです。
恋愛に活かすのなら、自分が迷っている気持ちを肯定してもらって、自信をつけるのが効果的です。
だれかの相談に乗るときは、自分の経験を語ると相手も心を開いてくれて、アドバイスがしやすい環境になります。
なお、友達に相談するときは、楽しくなりすぎないように注意しましょう。女性が複数人集まって話をしていると、話をするのが楽しくなってしまって、アイデアが暴走してしまい失敗する傾向があります。
女子会には、心を安定させるメリットがある。しかし、恋愛相手について相談しあうときには、調子に乗りすぎないように注意を払う必要がありそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ 取材協力:心理カウンセラー園絵)