臭いと指摘された経験者は少数 スメハラ対策が困難な理由
暖かい気候になるにつれて、気になるのが汗などから発生する体臭。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,363名に「臭いについて」の調査を行なった。
「人から臭いと指摘されたことがある」と答えた人は、わずか17.3％と少ない割合に。臭うことを本人に伝えるのは、なかなか難しいようだ。
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■若い女性は臭いを指摘し合う仲
性年代別では、男女で大きな差が。
どの年代でも、女性よりも男性のほうが多い割合だ。やはり女性に臭いを指摘するのは、勇気がいる行為である。
「香水の匂いがきつい女性社員がいるけど、誰も注意できない。体臭とかではないから、まだ言いやすいんだろうけど…。誰も、悪者になりたくないんでしょう」（30代・男性）
ただ20代女性では、同年代の男性とほとんど差のない結果である。女性の中でも、唯一2割を超えているのだ。
「夏場なんかには友達同士で、『汗臭いよ！』って感じで言い合ってる。消臭スプレーとかで対策できるから、言ってくれたほうがありがたい」（20代・女性）
年齢を重ねるとともに気遣いは覚えるが、正直に言い合える仲間を見つけにくくなる弊害もあるようだ。
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■タバコ嫌いは自分の臭いにも敏感
体育会系とタバコ嫌い、ふたつの傾向で見てみよう。
体育会系の人は、臭いと指摘された人が3割と多い結果だ。やはり運動後は汗をかくので、汗臭さについて言われることが多いと考えられる。
またタバコが嫌いな人では、大半が臭いと言われた経験がないと回答をした。タバコが嫌いな人は、臭いに敏感である。自分の臭いにも、注意を払っている人が多いのかもしれない。
「汗臭さなどは、瞬間的なことだし対策もできるからまだ言える。ただワキガレベルになると、体質の問題。本人が気づいてないなら、ショックを受けそうだし」（30代・女性）
スメルハラスメントが問題になっているが、対応は難しいのが現状のようだ。
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（取材・文／しらべぇ編集部・ニャック）
【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2017年2月24日～2017年2月27日
対象：全国20代～60代の男女1,363名 （有効回答数)
