「出産後、妻を女として見られない」男性は2割も その理由は…
ずっと男女の関係でいるのは難しいもの?
「セックスレス大国」と言われて久しい日本。そうなる理由はさまざまだが、もし、パートナーから異性として見られなくなったことが原因だったとすれば、ショックを受ける人も多いのではないか。
男性の中には、人生における喜ばしいイベントを機に奥さんのことを異性として見られなくなる人もいるようだ。
■18%の男性が経験アリ
しらべぇ編集部が全国の20~60代の既婚で子供のいる男性312名に調査を行なったところ、「出産後、妻を女として見られなくなった」と回答した男性は全体の17.9%。年代別では20~30代の男性に多く見られることもわかった。
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■年収別グラフでは意外な結果が…
また、年収別では300万円未満の層が12%程度であったのに対し、700~1000万円の層はその倍に。上の年齢別グラフでは、年収が低いはずの若手パパの該当率が高かったにも関わらず、逆の傾向が出たのだ。
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■お産の立ち会い経験が影響も?
しらべぇ取材班は、当事者である30代の男性に話を聞いた。
「僕が妻のことを女として見られなくなくなったのは、正直に言うとお産に立ち会ったことが原因だと思います。当たり前ですが、お産はたくさん血が流れるし、分娩室は羊水や便のにおいもある。結果、妻を見るとそのときのことを反射的に思い出してしまうようになったんです。
自分はそれまでどちらかと言えば先進的で、女性に理解のあるほうだと思っていたのですが、お産にとっては無知すぎたみたいです。もし、そういうのに耐性がない男性は、勇気を持って立ち会わないことを選ぶのも選択のひとつなのかなと思います」
「母親になるんだから当たり前のことなのに!」と、女性によっては怒りそうな弁解。しかし、血にも痛みにも弱い男性にとっては、それだけ衝撃的な体験だったのかも。
「母親として見てしまうようになるから」「家族になるから」など、パートナーを異性として見られなくなる理由は色々あるが、中には妻に寄り添う夫だからこそ、そうなってしまう場合もあるようだ。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20~60代の子供がいる男性312名(有効回答数)