「痴漢」を疑われた男性が線路に逃亡 「男性専用車両」を求める声相次ぐ
13日朝、JR総武線両国駅の線路に人が立ち入ったとして、電車がおよそ10分間運転を見合わせるという事態が発生。
通勤ラッシュピーク時に発生したため、多くの人に影響が及んだ今回のトラブル。幸い怪我人は出なかったものの、その真相は驚くべきものだった。
■「痴漢」を疑われた男性が線路に逃走
JR総武線の錦糸町駅から両国駅へ向かう車内で、中学2年と高校2年の女子生徒が「胸や下着を触られた」として、女子生徒の1人が男性の手を掴んで両国駅で下車。
すると男性は「俺じゃない」と女子生徒の手を振り払って線路に飛び降り、そのまま錦糸町方面へ向かって逃走したという。この影響でJR総武線はおよそ10分間運転見合わせとなった。
警視庁は現在、この男性を都迷惑防止条例違反、鉄道営業法違反の疑いで男性の行方を追っているとのこと。
また、都内では3月以降JR埼京線などでも、「痴漢を咎められた男性が線路伝いに逃亡する」といった事件が数件発生している。
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■ネットでは「男性専用車両」を求める声
逃亡した男性が本当に「痴漢」をしていたなら許されないことだが、ネットでは線路伝いに逃亡するという男性の行為から「冤罪の可能性」を指摘する声も少なくない。
トラブルが発生したJR総武線の錦糸町~両国駅間は、朝の通勤ラッシュ時には都心の中でもとくに混雑する区間であり、「痴漢被害」も発生しやすいと同時に「冤罪」も十分に起こりうる状況と言えるのかもしれない。
一度疑われてしまうと無実を証明することが非常に難しいとされる「痴漢の冤罪」を防ぐため、「男性専用車両」を求める声が相次いでいる。
・こういう事件みて毎回思う。男性専用車両早よ作ってくれ!!
・やってないからパニクって線路に逃げたのかもしれないけど、電車止めちゃったらどっちにしろ逮捕か賠償金だよね…男性専用車両作りましょう。
・こんな異常事態が立て続けに起きてるのに、なぜ男性専用車両を作らないのか。何か女性に都合悪いことでもある?
・痴漢問題は解決が難しい問題だけど、最低でも女性専用車両と同じように男性専用車両を作ることは可能。同じ車両数を分けるなら平等だし、痴漢にあいたくないという女性の権利を守るなら、痴漢に間違えられたくないという男性の権利も守るべき。
本当に男性が冤罪だった場合、それでも「逃げるしかなかったと思う」という声も少なくない。
痴漢は許されない犯罪だが、被害者は女性に限られない。男性の被害や冤罪、電車の遅延トラブルなど「あらゆる痴漢被害」を根絶するという意味でも、「男性専用車両」は必要なのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・もやこ)