ヤリサー経験者の割合「8%」 名門大学に残る学生生活の暗部

「スーパーフリー事件」「東大集団わいせつ事件」などこれまで多くの性犯罪の原因となった「ヤリサー」について調査。

2017/04/23 07:00


ヤリサー
(tomorca/iStock/Thinkstock)

昨年大きなニュースとなった、現役東大生・東大院生による集団わいせつ事件。被害女性に酒を飲ませ、わいせつ行為を行なったことで3人が退学処分となるなど、社会に衝撃を与えた。

この事件で注目されたのが、学生たちが立ち上げた「誕生日研究会」なるサークルだ。表向きは大学生同士の交流を図るインカレサークルだったが、実態はいわゆる「ヤリサー」だった。


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■8%が「ヤリサー」に入ったことがある

「スーパーフリー事件」などさまざまな性的スキャンダルが起こりながらも、今も残るこの手のサークル。「アルコールの強要」「女子大とのインカレ」「男子学生たちの連携プレー」「僻地での夏合宿」など、その特徴・共通点については度々語られてきた。

一方、定量的な側面からはあまり語られることはなかった。一体、どれくらいの人がヤリサーに関わったことがあるのか? しらべぇ編集部ではその実態について調査を行うことにした。

ヤリサーグラフ1

しらべぇ編集部が全国の大学サークル経験者391名に行なった調査では「学生時代にヤリサーに入っていたことがある」と答えた人は全体の8%程度。想像通り、少数にとどまった。


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■20代は2倍の在籍経験率

ヤリサーグラフ2

だが、年代別で見ると驚きの結果に。20代が全体平均の倍にあたる17%の経験率だったのだ。お酒の一気飲みや未成年飲酒への取り締まりは、昔に比べて厳しくなっているイメージがあるが、ヤリサーには関係ないのだろうか?


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■二股経験者は4人に1人が在籍

ヤリサーグラフ3

また、「二股したことがある」と答えた人は、そのうち23%がヤリサー在籍経験があることも判明。ひとりの相手では性的に満足できないという好奇心の強さが、キャンパスライフの暗部へと足を運ばせるのだろうか?


女性を物のように扱い、心も体も壊す行為は、決して許されるものではない。若さゆえの過ちで人生を棒に振ってしまわないよう、本人も周囲もその怖さを認識しておくべきではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 

  調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日

  対象:全国20~60代の大学サークル経験者男女391名(有効回答数)

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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