バブル入社組vs就職氷河期!初任給で親にプレゼントした人の割合は?
初任給で親にプレゼントをした親孝行な人の割合を調査すると、世代間格差が…
新社会人のなかには、そろそろ初めての給料日だという人もいるだろう。一生に一度の特別な初任給だからこそ、大事に使いたいもの。
初任給の使い道の定番といえば、独立の意味を込めて、今までの感謝の気持ちを表すために、親にプレゼントを買ってあげること。
ツイッターでも、初任給で親に買うプレゼントに悩んでいる書き込みが見られる。
明日お給料が入るので「初任給 親」で検索してしまう なにがいいかねぇ〜〜〜
— とらぼー (@gingiiin_7) April 20, 2017
とりあえず口座作ったから初給料貰える。何か親にご馳走しよう。
— ネガ (@ch52015036) April 20, 2017
お、初任給振り込まれてたから親に血圧計でも買いますかね…
— コルっち (@nakatsu_shizuru) April 20, 2017
しかし、年代によって初任給で親にプレゼントした人の割合に差があることがわかった。
■初任給で親にプレゼント 42.6%
しらべぇ編集部では、全国20~60代会社員と公務員の男女計528名を対象に調査を実施。「初任給で親にプレゼントをした」と回答したのは42.6%。
年代別で集計すると、50代は46.0%で、一番割合が高かった。バブル景気入社世代が含まれる50代。プレゼントもバブリーだったのだろうか?
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■景気に左右される傾向あり?
一方、割合がもっとも低いのは40代の38.5%。上の世代と大きく差が開いた。40代後半はまだ一部バブルの恩恵を受けた人もいるが、40代半ばまではバブル崩壊から就職氷河期にかけて社会人になった世代だ。
新卒者が就職できず、フリーターや派遣といった社会保険のない非正規雇用を強いられるなど、金銭的に余裕がない人も多かったのではないだろうか。
30代は44.4%。就職氷河期の反動で売り手市場になった年代が含まれる。リーマンショックによる就職難世代のいる20代は、30代より2ポイント弱低い42.6%。また、バブル前の60代は39.1%だった。
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■初任給をもらったタイミングは親に感謝の気持ちを伝える絶好のチャンス
厚生労働省によると、2016年度の初任給は、大学卒男女の合計平均で20万3,400円。前年比で0.7%増。高卒以上の学歴別にみても、男女ともに前年を上回っていた。
もちろん、給与額や自分の生活状況など、人によって初任給の使い道はさまざま。
だが、給料を貰ったタイミングで、日頃の気持ちを伝えてみよう。感謝の言葉だけでも、とてもよろこばれるはずだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋 参考/平成28年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の会社員・公務員の男女528名(有効回答数)