原因はうっかり?運転手がサイドブレーキをかけ忘れ離席→事故に驚き
岐阜県大垣市のタクシードライバーが起こした事故。ちょっとした不注意が大事故になることも…
岐阜県大垣市のJR大垣駅前で、タクシードライバーがサイドブレーキをかけ忘れた状態で運転席を離れ、車が居酒屋に衝突する事故が発生。驚きの声が広がっている。
■客の荷物をトランクに入れるために…
このドライバーは客の荷物をトランクに入れるために運転席を離れたのだが、サイドブレーキをかけ忘れたため、車が動いてしまった。
おそらく慌てて止めに行こうとしただろうが、気がついたときには後の祭り。停車していた道が緩やかな下り坂だった不運もあり、そのままするすると動いて居酒屋のドアに衝突。当時居酒屋は営業していなかったため怪我人はいなかったが、店の一部が損壊する被害がでた。
おそらくこのドライバーは客の荷物をトランクに入れることに気を取られ、「うっかり」サイドブレーキをかけ忘れた状態で外に出たものと思われる。
サービスを優先させるための離席だけにドライバーへの同情もあるが、運転のプロが不注意で事故をおこしてしまったことについて、厳しい声も存在する。
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■うっかりしやすいケース3選
サイドブレーキを掛け忘れてしまえば、車が動いてしまうことは、自動車運転免許証を持っている人間ならば誰しもがわかること。
しかし、普段わかっていることでも、焦りや別のことに気をとられることで忘れてしまい、考えられない「うっかり」を生み、事故に至ることがある。そんな「当たり前だけどうっかりしやすいケース」の代表例は以下のとおりだ。
①ウインカーを消し忘れて走行
右折や左折の際にハンドルを切ればウインカーは消える仕様になっているのだが、一度つけたにもかかわらず再び直進するなどして、消し忘れることも。
交差点などでウインカーをつけながら直進するのは正面衝突の可能性が高く、かなり危険だ。
②車庫入れでバックするつもりが前進
車庫入れに慣れていない人の場合、なかなか駐車場に入れることができず混乱し、バックするつもりがレバーは「ドライブ」になっており、車が前に進むケース。
普段からハンドルを握っている人にとってはありえない話だが、ペーパードライバーなどは、このような状況に陥ることも。最悪、壁やほかの自動車にぶつかることもあり、重大事故に繋がる。
③女性に見とれて前方不注意
男性にありがちなのが、運転しているとき、歩道を歩いている女性に気をとられ見とれてしまうこと。当然、前方への注意がおろそかになるため、事故が起こりやすい。
やはり自動車運転において、「前を見る」ことは基本中の基本。キレイな女性がいようが、前を見なければいけないのだ。
また、慣れた人でも携帯やスマホに気を取られて…が原因の事故は多発している。
運転に慣れていない人はもちろんだが、大垣市の事故のように毎日ハンドルを握るタクシードライバーであっても、ほかのことに気を取られると「うっかり」を起こしやすくなる。
ゴールデンウィークは慣れないドライバーも道路に出るため、普段より事故が起こりやすい。運転の予定がある人は時間と心に余裕を持ち、平常心を保ってハンドルを握ろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)