客が1人もいない飲食店に入りたくない 不人気店の悪循環とは
お客さんがいない飲食店には入りたくない人が多数。人混みも嫌だけど、誰もいないのも嫌…という人も。
お客さんがひとりもおらず、店員が暇そうにしている飲食店。そんなお店には、入りづらいものだ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「飲食店について」の調査を実施。「お客さんがまったくいない飲食店は入りにくい」と答えた人は、全体で64.0%だった。
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■ひとりでお店自体に入れない女性も
男女別では、男性よりも女性のほうが多い結果になっている。
女性の中には、ひとりで食事をすること自体が苦手な人もいるようだ。
「誰かと一緒でないと飲食店に入れない。高校時代はひとりでどこでも行く子のことを、『寂しいなあ』とか思ってた。でも今はさすがに、自分のほうがやばいと思う」(20代・女性)
ひとりで食事をするのが平気な女性でも、客がいないお店は避ける人が多い。
「店員と自分しかいない状況では、落ち着いて食事がしにくい。とにかく静かな店内で、黙々と食べる状況はきついものがある」(30代・女性)
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■人混みは苦手だけど誰もいないのも嫌
男性でも半数以上が「入りにくい」と回答しており、少なくはない。
「お客さんのいないお店は、負のオーラが出ているのかというくらいに暗い感じのお店が多い。お店の見た目でなく、あらゆる意味で活気が失われた感じ」(30代・男性)
一方で誰もいなくても平気な人は、次のように語る。
「さっと入って食べて出るだけなんだから、他の客がいなくても関係ない。みんな、気にしすぎじゃないのかなあ。混みすぎのお店より、ずっといいと思う」(40代・男性)
ちなみに人混みが苦手な人では、7割近くと高い割合である。
一見、矛盾する答えだが、「ほどよく人がいる」くらいが落ち着くのかも。
お客さんがまったくいないと、それを見てさらに避ける人が発生する。人気のないお店は、そんな悪循環に陥っていると考えられるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)