健康診断でもっとも苦手な検査ランキング 1位は苦しいことで有名なアレ
胃カメラ、採血、検便…いろいろな検査項目はあるけれど、1番嫌なものはどれ?
5月は健康診断が多い時期。その必要性は誰もが理解しているところだが、苦しい検査も多いうえ、前日夜は食事をとることができないため、当日の朝は憂鬱になってしまう。
そんな健康診断のなかで、もっとも人々に嫌われている検査はどれなのか。
しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の健康診断を受けたことがある人1,147名を対象に、調査を実施した。
■第5位:検便(64票)
5位にランクインしたのは検便だ。便を検査することで健康状態をチェックするのが目的だが、自分のそれをしっかりと見て採取し、持ち運なばければならないため、抵抗を感じている模様。
一方飲食店では衛生管理の観点から定期的に行われているため、「もう慣れた」人も存在するようだ。
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■第4位:胃の検査(120票)
バリウムを飲み、胃をレントゲンで撮影する検査が4位に。バリウムを飲んだあとは「ゲップをしないように」と釘を刺されるうえ、専用の撮影台に載せられてグルグルと身体を回されることになる。
なんともいえないバリウムの味が体質に合わず、匂いを嗅いだだけで気分が悪くなることも。胃がんを早期発見するためには必要な検査といわれるが、思わず敬遠してしまう人もいるようだ。
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■第3位:大腸内視鏡検査(157票)
3位は肛門から細いカメラを入れ、腸の状態を確認する大腸内視鏡検査だ。経験者に聞くと、「肛門にカメラを入れられる」ことが非常に辛く、場合によっては強烈な痛みを伴うそう。
ただし熟練の技を持つ医師や、鎮痛剤や鎮静剤を投与するなどした場合は、まったく痛みに襲われないこともあるという。
一方で「見ず知らずの人に尻を出すこと自体が嫌」という意見も。
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■第2位:採血(175票)
2位は採血がランクイン。胃や大腸内視鏡検査と比較すると、注射器で血を採るだけという単純なものなのだが、「注射が嫌い」「血を見たくない」などの理由から苦手と感じるよう。
また、不慣れな看護師が担当するとなかなか採血できず、何度も針を刺されるケースや、強烈な痛みが発生することもある。そのような経験が「怖さ」となって苦手意識につながっているのかも。
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■第1位:胃カメラ(382票)
堂々の第1位は、2位に圧倒的な差をつけた胃カメラ。人間の本能が口の中に入り込む胃カメラを拒否するため、跳ね返そうとしてしまうもの。
しかし検査では「えづき」や「せき」などはご法度で、我慢しなければならない。そのため非常に苦しく、検査中に涙を流す人も多い。
もちろん胃の状態をチェックするには効果のある検査なのだが、その苦しさも尋常ではない。ただし最近は「無痛胃カメラ」のある病院も登場しており、流れは変わりつつあるようだ。
健康診断は、重大な病気を早期発見する重要な機会。嫌な気持ちは理解できるが、きちんと受けるようにしよう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の健康診断を受けたことのある男女1,147名(有効回答数)