喫煙者もギャンブル離れ? パチンコ未経験者が若者に急増中
若者にとってパチンコに変わる娯楽は、やはりスマホだろうか? 「ギャンブルにかけるお金も、興味もない」という意見も。
漫画の『闇金ウシジマくん』では、闇金に借りてまでパチンコをする主婦たちが頻繁に登場。依存症が問題になっているが、一方でパチンコ人口は減少とのデータもある。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名を対象に調査を実施。「パチンコを一度もしたことがない」と答えたのは、全体で37.0%であった。
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■パチンコにまったく興味がない若者
若い世代で、パチンコ店に足を踏み入れたことさえない人が増えている。
パチンコをするにはお金がかかり、収入の少ない若い世代にはハードルが高い趣味のようだ。
「少ない収入なのに、負ける確率が高いギャンブルにお金を使う余裕はない。ハマって、借金を作るなんてなったら嫌だし」(20代・女性)
金銭的な理由の一方で、別にやりたくないと答える人も多い。
「まったく、興味もない。行く機会もなかったし、これからもないと思う」(20代・男性)
また何度がしたことはあるが、ハマらなかった人もいる。
「先輩に連れて行ってもらうなどして数回打ったことがあるが、僕にはそれほど魅力を感じなかった」(30代・男性)
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■喫煙者でもパチンコをしない人が6割
喫煙者では、6割もの人がパチンコをしたことがないと回答。
タバコの煙が充満している印象が強かったパチンコも、現在では分煙をするお店がほとんど。しかし昔のイメージが消えないのか、嫌煙家からは次のような声も。
「タバコの匂いが苦手なので、パチンコ屋には入るのも嫌」(20代・女性)
パチンコをしない喫煙者の中には、タバコが高すぎて他の娯楽に回せないと考える人もいる。
「タバコも高いのに、それに加えてパチンコなんかするとお金がなくなる。タバコ吸いながら打ってる人は、高収入か金銭感覚が麻痺しているかのどちらかだと思う」(30代・男性)
昔は、パチンコを暇潰しとして使う人も多かった。しかし現代ではその役割を、スマホが済ませているのも事実だろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)