「日本の父親」を感じるアニメキャラは? 1位は大差をつけたあの男
「日本の父親」を表現しているアニメキャラを調査。意外にも昭和のお父さんが人気?
6月18日は「父の日」。母の日と比較すると若干軽視されている感もあるが、日頃の感謝を込めて、プレゼントを贈る人も多いことだろう。
父親というと、かつての日本では「家長」として厳格で厳しい一家のリーダーだった。しかし、最近は母親の立場が強く、蔑まれている家庭もあるようで、そのイメージは大きく様変わり。
変化が如実に現れているのが、アニメの父親たちだ。かつては『巨人の星』の星一徹のように息子を厳しく接する父親が多かったが、現在は嫁の尻に敷かれるなど、頼りなさを感じるキャラも多い。
数多くの父キャラのなかで、もっとも「日本の父親」を表現しているのは誰なのか。しらべぇ編集部では全国の20代から60代の男女1,357名を対象に、調査を実施してみた。
■第5位:目玉おやじ(17票)『ゲゲゲの鬼太郎』
第5位に入ったのは、『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉おやじ。小さな体であるものの、要所で鬼太郎に的確なアドバイスを送る「目玉おやじ」に「日本の父親」を感じているのかも。
また、穏やかな性格であまり怒らず、息子をサポートし続ける姿勢も評価される要因だろう。
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■第4位:バカボンのパパ(39票)『天才バカボン』
続いて4位にランクインしたのが、『天才バカボン』のバカボンのパパ。自由奔放でぶっ飛んでいるバカボンのパパだが、随所に家族愛を見せる。
普段はバカをやってるけど、じつは家族思いの父親。そんなバカボンのパパに、日本の父親像を見ているのかも。
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■第3位:野原ひろし(81票)『クレヨンしんちゃん』
『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしが第3位に。妻・みさえに完全に尻に敷かれながらも、家族愛に満ち溢れ、30代で春日部市に一軒家を建てローン返済に奮闘する野原ひろしは、「理想の父親」と言われることが多い。
しかし、「日本の父親像」となると、妻や子供から馬鹿にされるような言葉を投げかけられることもあるだけに、少々頼りない印象も。
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■第2位:星一徹(90票)『巨人の星』
2位に入ったのは、『巨人の星』で息子・飛雄馬を徹底的なスパルタ教育で、巨人軍に入団させた星一徹だ。
意にそぐわないことがあれば暴力をふるい、ちゃぶ台をひっくり返す星一徹は、しばしば「前近代的父親」の代表格といわれる。
批判されようとも息子に厳しい課題を課し、最後は自ら「敵」である中日の監督として飛雄馬に挑み、引導を渡す。そんな彼の頑固一徹な生き方が、支持されているのかもしれない。
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■第1位:磯野波平(473票)『サザエさん』
栄えある第1位は、2位以下に圧倒的な差をつけた磯野波平だ。厳格で子供に厳しい一面を持ちつつも、情に厚く優しさを併せ持つ。さらに妻・フネを愛し、長きに渡り良好な関係を構築。
最近は子供に怒れない、ダメなことをダメと言えない親も増えているが、波平は成人であるサザエに対しても、道理の通らないことをすれば「バカモン」と怒鳴る。
いくつになっても、そして誰であろうとも「悪いことは悪い」と怒る波平の姿勢が高い支持を集めているのだろう。
以上のように、上位2名は厳しい一面を持ついわゆる「昭和のお父さん」たち。「理想の父親」となるとまた変わってくるのだろうが、「日本の父親像」になると、厳しい父親を連想する人が多いようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代男女1,357名(有効回答数)