「肉と飯のみ」という潔さ 『新潟タレかつ丼』発祥の店がウマすぎる
新潟市で「かつ丼」というと、卵とじでないメニューが出てくる?
「かつ丼」というと、割り下で玉ねぎを煮てさらにとんかつを入れ、卵とじにしたものをイメージする人が多いだろう。
全国的には、それがもっともポピュラーなカツ丼スタイルだが、局地的にはさまざまなカツ丼が存在する。
福井県や長野県駒ヶ根市・伊那市などで一般的な「ソースかつ丼」、岡山市の「デミかつ丼(デミグラスソース)」そして、新潟市などで人気の「醤油だれかつ丼」だ。
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■「醤油ダレかつ丼」発祥の店へ
この「卵とじでないかつ丼」には、駒ヶ根市 vs 伊那市などルーツ争いが起きているケースも。しかし、新潟タレかつ丼については、発祥の店がはっきりしている。
しらべぇ取材班は、新潟市の繁華街・古町に向かった。
古町の商店街にある『とんかつ太郎』には、堂々と「新潟タレかつ丼の発祥の店」との看板が。昼どきには行列もできる人気店だ。
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■昭和初期に誕生
醤油ダレ型のかつ丼が誕生したのは、昭和初期。とんかつ太郎初代店主の小松道太郎氏が発明したという。
卵とじタイプのかつ丼が生まれたのは大正の初〜中期と言われ、それほど間を置かずしてかつ丼が多様化していったことがわかる。