若者の折込チラシ離れ? 主婦層からはまだまだ根強い人気
新聞に必ずついてくる折込チラシだが、見ない人も多いようだ。
インターネットの普及により、新聞を読む人が減少している。新聞を取っているのに読まない人も多いというが、新聞に必ずついてくる折込チラシも、目を通す人が少なくなっているのだろうか?
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の新聞を取っている男女691名に「チラシについて」の調査を実施。
その結果、「新聞のチラシはほとんど見ない」と答えた人は全体で29.5%であった。
■買い物をするのにチラシは必須
男女別では、男性のほうがチラシを見ない傾向があることが判明。
食材や日用品の買い物を、女性が担当している家庭が多いことが影響をしているようだ。
「むしろチラシを見るために、新聞を取っている感じ。チラシでスーパーの特売品をチェックして、その日に買うものを決める」(30代・女性)
また日中は、新聞本体が家にないところも。
「通勤時に私が読むのに新聞を持っていくから、家にはチラシしか残らない」(40代・男性)
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■チラシの裏に書けないので…
さらに詳しく年代別で見ると、20代男性は半数以上がチラシを見ないと答えている。
この世代では、新聞自体にもあまり目を通さない人が多い。
「実家暮らしなので、親が新聞を取っている。でも自分はニュースをネットでチェックするから、新聞はほとんど読まない。チラシにも、あまり興味がない」(20代・男性)
若者以外にも、チラシを見ない人は次のような理由を挙げた。
「よく2ちゃんねるの煽りで使われる『チラ裏』だけど、最近のチラシはほとんど両面印刷。小さい頃は、チラシの裏によく落書きをしてたけど」(40代・男性)
ちなみに「チラ裏の煽り」とは、「そんなことはチラシの裏にでも書いてろ」との意味である。
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■チラシは地域情報に強い
近年では、インターネットでチラシを閲覧できるサービスが増えている。大手スーパーの場合、公式サイトから各地域のチラシを掲載しているところが多い。
「地域密着のお店や地域情報など、ネットで手に入らない情報がチラシにはある」(40代・女性)
折込チラシには、地元ならではの情報が詰まっているのが魅力のようだ。
折込チラシを心待ちにしている人は、まだまだ多い。新聞が今後どのような形態になるかによって、チラシの未来も決まるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の新聞を取っている男女691名 (有効回答数)