ドラマ25『デッドストック~未知への挑戦~』主演・村上虹郎 タブーを攻めたホラー作りは楽しい
テレ東ドラマ主演の村上虹郎に、主人公・常田大陸の印象や役作りについてインタビュー
昨年秋にテレビ東京が新社屋に移転したことから、「移転で発掘されたテープの中に、もしも怪奇現象が映っていたら」をテーマに企画された、オリジナルホラードラマ『デッドストック ~未知への挑戦~』(テレビ東京ほか)。
市松人形やこっくりさん等を題材とし、金曜深夜の放送後には「怖すぎて眠れなくなった」とツイートする人も多く、話題になっている。
ドラマの主人公、テレ東の新人AD・常田大陸(つねた・りく)を演じる村上虹郎に、ドラマの魅力や見どころ、役者として意識した部分など、話を聞いた。
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■「攻めている」テレ東らしいおもしろさ
――大陸のキャラクターの印象は?
村上:実直で愛らしい男です。自分の中にある大陸を演じながら、監督と一緒にキャラクターを作り込んでいきました。
ビジュアル面は僕から提案させていただいた部分があります。前髪パッツンカットなど。
――1話で、バックジップブーツのアップから入る出社シーンがオシャレで印象的でした。
村上:本当ですか。とはいえ、新米ADなので、お金はあまり持ってないと思うんです(笑)。服のパターンもあまりないだろうし、2話で着た喪服も、自分で買ったものかなと考えたり。
一応礼儀はちゃんとしているから着るのですが、サイズが合ってないのを借りていそうだなとか、いろいろ悩みました。
――撮影現場の雰囲気は?
村上:ホラーなのですが、現場は和気藹々としていました。「怖っ!」という反応も、現場で素直にできたり(笑)。
ホラーって、普段出会わないような特殊な話。普段生きていて、そんなに普遍性のある話ではないのに、みんなが知っている話でもあるというところがおもしろいですよね。
最初、脚本を見たとき、攻めているなと。いろんなことができるのは、テレ東さんらしいおもしろさだと思いました。
僕自身、怖いのはそんなに得意ではないのですが、作る側としては楽しいです。
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■作る側にない意見は参考になる
――SNSなどで、ドラマに対する意見をチェックする?
村上:時間があるときは見ます。評判よりも、この作品が「どう見られている」のかという部分が気になるので。
演じている側は、どんなにがんばっても客観的に見ることは難しいと思っています。
見てくれている人は、学生だったり、老夫婦だったり、いろんな人がいる。作る側の視点にはない、俯瞰的なコメントを参考にさせていただくことはあります。