読書の秋してる? 本好きがきっかけで仲良し夫婦やストレス解消法の人も

楽しみのための読書だけでなく、スキルアップのためにノルマを決めて読む人も

2017/10/03 06:30


(Milatas/iStock/Thinkstock)

「食欲の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」など、秋にはさまざまな「○○の」があるが、そのひとつとして言われるのが「読書の秋」。

電子書籍の登場で、読書のスタイルが変化している人も少なくないが、物語を楽しんだり、新しい知識を得たり、本に親しむ人はまだまだ多い。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,349名を対象に「読書が好き」か、意識調査を実施した。


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■読書「大好き」は女性が多め

全体では「大好き」27.7%と「まあまあ好き」40.5%で「読書が好きな人」は7割に迫る68.2%、「あまり好きではない」23.6%と「嫌い」8.2%で「好きではない人」が31.8%。

男女別に見ると

「大好き」「まあまあ好き」と回答した「読書が好きな人」の割合は、男性が65.1%に対し、女性は71.3%と女性が6ポイント上回った。

「まあまあ好き」はほぼ同数、「大好き」で差がついている状態だ。

読書習慣が子供時代の教育に与える影響や、自己啓発の面で読書に取り組む人も多いことから、「読書が好きな人」の年収別データを見てみると、

前後はあるものの、年収に比例して「読書が好き」な人が増加する傾向に。

「大好き」と回答している人も、「1000万円以上」に最も多く、37.8%となっている。

国税庁が発表した「平成27年分民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均給与所得である約420万円。

年収500万円を境に7割以上と未満になっており、大きな差は出なかったものの、年収アップを目指す人には、ちょっと気になるポイントになるかも。


関連記事:『鬼滅の刃』を一気読み 「新型コロナの自粛中に読書増」20代以下では3割

■読書のメリットいろいろ

実際に「読書が大好き」という人に、話を聞いた。

「夫と知り合ったのは、好きな作家が同じ人が集まる会で、本を勧め合ったり、読んだ本の感想を話したりするうちに、お互いの考え方や物事の捉え方を“いいな”と思ったのが最初でした。


今は子育てで忙しく、自分たちの読書はなかなか捗りませんが、読み聞かせをしたり、一緒に子供に読ませる本を選んだり――本を通じて、夫婦のコミュニケーションに楽しめる部分があるのが、仲良しでいられる秘訣かもしれません。


子供がストーリーに夢中になる姿を見ると嬉しいし、物語を楽しむだけじゃなく『読書好きで良かったな』と実感することは、すごく多いです」(30代・女性)


「活字中毒なんで、常に何冊かを並行して読んでいます。仕事に関する実用書もそうですが、小説も最近のものから古典まで、幅広く。ストレスが溜まっている時に、短時間でも仕事に関係ない本を読んで切り替える――なんてことも。


ネットで調べれば、なんでもわかる時代だけど、読んでインプットされた知識だから、咄嗟に出てくる部分や目の前のアイデアに結びつきやすいこともあって、読んだ本に助けられたことは数えきれないですね」(40代・男性)


移動時間にスマホで見るニュースや動画もいいが、たまには活字をじっくり読むことで、人生を豊かにしてくれるものに出会えるかも。

・合わせて読みたい→図書館利用してる? 電子書籍の時代に「返却が面倒」との声も

(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1349名(有効回答数)
書籍読書年収電子書籍調査
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