アベノミクスで豊かになった? 恩恵はごくわずかながら富裕層だけは…
アベノミクスの恩恵はどれくらいの人が感じているのか、調査してみたところ衝撃の結果が。
10日に公示された衆院選。28日に召集された臨時国会で安倍首相が衆議院を解散し、各党が熱い戦いを繰り広げている。
■自民はアベノミクスの功績を前面に
自由民主党の衆院選特設サイトでは、そのトップに「データで見る! 『アベノミクス』5年間の実績」というリンクを掲げる。
その中身は、「名目GDP50兆円増(過去最高)」「企業収益26.5兆円増(過去最高)」「就業者数185万人増」など、華々しいものだ。
しかし、世間にそうした実感はあるのだろうか。しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,354名を対象に調査を実施した。
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■「豊かになった」は1割以下
アベノミクスの生活への影響について、豊かになった/苦しくなった/どちらとも言えないの選択肢から聞いたところ、「豊かになった」と答えたのはわずか9.3%。
政府与党が誇るアベノミクスの恩恵が届いていいる人はたしかにいるが、ごくごく限られた割合だ。
一方で、「苦しくなった」と回答した人は3割に迫った。しかし、格差の拡大などのせいか、生活の苦しさを感じる人は、アベノミクスによって豊かさを実感する人の3倍を上回っている。