いじめ主犯格への誤解が判明 『明日の約束』展開に「恐すぎる」の声
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14日、井上真央主演の連続ドラマ『明日の約束』(関西テレビ・フジテレビ系)の第5話が放送された。
いじめや自死報道を受けた過剰な「犯人探し」に警鐘を鳴らす社会派ミステリーはますます盛り上がり、ネット上でもさまざまな感想が飛び交っている。
■いじめの主犯格にされた生徒と「誤解」
不登校の男子生徒・圭吾(遠藤健慎)がスクールカウンセラーの藍沢日向(井上)に告白した翌日に不可解な死を遂げ、日向がその真相を探っていくという本作。
第5話では、「圭吾の自死の原因となったいじめの主犯格」として、ネット上で個人情報を晒されたバスケ部キャプテン長谷部(金子大地)を巡る、重大な「誤解」が明らかになる。
それは、長谷部と圭吾が不仲になった原因は、圭吾の「喫煙をバラされたくなければ(バスケ部で)ベンチ入りさせろ」という趣旨の脅迫がきっかけだったことだ。
さらに、長谷部のLINEに送られてきた圭吾からのメッセージ「僕は、先輩のせいで死にます。」は、圭吾が死んだ後に送信されたものだったという事実が判明。
ネットでの犯人扱いやバッシング以上に、「自責の念」に苦しんでいた長谷部は、事実を知って泣き崩れる。
残ったのは「誰が圭吾の死後、LINEアカウントから送信したか」という謎。現時点では「圭吾の母親(仲間由紀恵)が送信した」という意見が主流だが、次回以降の展開が気になるところだ。
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■いじめの連鎖に警鐘を鳴らすセリフ
また学校内では、ネット上で長谷部が吊るし上げられる原因になった「長谷部が圭吾の死に言及しながら怒鳴っている動画」を撮った生徒が特定される。
「動画は撮影したがネット上に流したのは自分ではない。動画が盗まれた」と釈明する彼に対し、バスケ部員たちは「お前、この後普通に学校に来られると思うなよ」と言って、彼を吊るし上げようとする。
そんな場面に割って入った日向のセリフが、印象深い。腹が立つのは当然だ、と理解を示しながらも、
「でもその気持ちのまま動いていると、おんなじことの繰り返しになるんだよ。間違ったことをしたら、正さなきゃいけないよ。反省もしなきゃいけない。でも間違ったことをした人間だからいじめていいなんて、理屈はない」
と話したのだ。現場に駆けつけた長谷部本人も、彼を許し、
「こういうの続くときりないから」
と、自分のために報復しようとする、部員の怒りの感情を止めようとする。