酒離れの若者の嘔吐経験率は? 酔い潰れた先輩に「情けない」の声も
若者の酒離れが、こんなところにも影響。
忘年会など、飲み会の予定が増える時期。この期間には、お酒の失敗も多数発生する。中でも厄介なのは、飲み過ぎによる嘔吐であろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「飲酒について」の調査を実施。「酔っ払って嘔吐したことがある」と答えた人は、全体で57.5%であった。
半数以上もの人が、吐くほど酔う失敗をしているのだ。
■気持ちよくなるために飲んで気持ち悪くなるなんて…
性年代別では、男女ともに20代が一番少ない。
「若者の酒離れ」などと言われているが、こんなところにも影響をしている。若い世代には、吐くほど飲む行為が理解できないようだ。
「お酒は誘われたら、付き合いで飲む程度。酔い潰れる先輩たちを見ると、『普段は偉そうなこと言っているのに、情けない姿をしてるな』って思う」(20代・男性)
「気持ちよくなるために、お酒を飲むんでしょ? それなのに、気持ち悪くなるって何なの?」(20代・女性)
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■体質の変化からお酒に弱くなった40代女性
女性では、40代が6割を超えている。年齢による、体調の変化を感じている人も多いようだ。
「年を取ったからか、酔いが早くなった。楽しいよりも先に気持ち悪くなるので、あまり量も飲めない。周囲から『お酒が強い』と言われていたのに、なんだかさみしい…」(40代・女性)
また男性では年代が上がるほど、割合が増えている。酒を無理強いする人が多かったのが、一因だろうか。
「昔は会社の付き合いで飲みに行ったら、上司に無理やり飲まされてた。今だったら、確実にアルハラになる」(40代・男性)
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■店内の嘔吐はいろんな人に迷惑
店内で我慢できずに、嘔吐をしてしまう人も。一緒にいる人は自分が悪いわけではないのに、謝罪に追われてしまうのだ。
「お店の人や周囲のお客さんにひたすら謝って、当人の介抱もしないといけない。知らない人に『そこまで飲ませるな』と怒られたことがあるけど、自分で勝手に飲んだだけだし」(30代・女性)
吐いた本人も、次の日には反省している。
「会社の飲み会でやらかすと、次の出勤が怖くて仕方がない。そのときは『もうお酒は止める』と思うけど、しばらくするとまた飲む自分も怖い」(30代・男性)
忘れたいことがたくさんあるために、お酒に頼るのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)