車掌が乗客から届けられた財布を着服 ありえない行動に怒りの声
乗客から預かった落とした財布を着服した車掌に怒りの声!
日本では、落とした財布が善意の第三者によって拾われ、中身を一切盗られずに、警察や紛失した場所の管理者に届けられることが多々ある。
当然、財布を届けられた側は遺失物として管理。落とし主を待って、現れた場合は本人に返す。
海外でこのようなことは「ほぼ皆無」といわれ、これが日本の「治安の良さ」や「国民性」を象徴するエピソードと考える人も多い。
そんな治安の良い日本を脅かすような事件が、愛知県で発生した。
■男性車掌が届けられた財布を着服
事件を起こしたのは、名鉄(名古屋鉄道)に勤める20代の男性車掌。今年8月、電車内で乗客から現金1万円とICカードが入った落とし物の財布を受け取ったが、管理者に届けることなく着服する。
さらにこの車掌は、財布に入っていたICカードを愛知県犬山市内のコンビニで使用。完全に私物化し、何食わぬ顔で日々の職務にあたっていた。
本人としては「バレることはない」と考えていたのかもしれないが、かなり大胆な行動だ。
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■ICカードの使用履歴から犯人特定
財布を落とした男性が遺失物届を提出し、警察が捜査を開始。ICカードに、覚えのないコンビニでの購入履歴があることが判明する。
そこから車掌の関与が判明。本人は着服したことを認め、「ブランド物の財布だったので興味を惹かれた」などと話しているという。
名鉄は今後「男性を厳正に処分する」とコメント。現在は自宅謹慎中とのことで、今後なんらかの処分が下されるものと思われる。