「一人で食事」どう思う? 寂しさを抱える若者の一面が浮き彫りに
周囲の目を気にして、一人で外食でできない若者も。
『孤独のグルメ』(テレビ東京系)がヒットし、一人での食事が寂しいという概念は減りつつある。それでもふとした瞬間に、料理を口に運びながら孤独を感じる人もいるはずだ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「食事について」の調査を実施。
「一人でごはんを食べていると寂しいと感じるときがある」と答えた人は、33.3%と一定数いることが判明した。
■一人で外食ができない人も
年代別で見ると、若い人ほど一人での食事が寂しいと思っている傾向にある。
世の中には、一人で食事ができない人も多い。
「一人で外食とか、絶対に無理。周囲から『あの子、寂しそう』とか思われたら嫌だし」(20代・女性)
「わざわざお金を払って、一人で食べる意味がわからない。外での食事は、誰かと過ごすためのものって考えてるから」(20代・女性)
よく一人で食事をしている人にとっては、理解がしがたい意見だろう。
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■一人で食事をする人をどう思うのか
実際に一人で食事をしている人に対して、「寂しそう」なんて思う人はいるのだろうか。
「一人で食事をしている人がいても、なんとも思わない。いつでも、いっぱいいるから」(30代・男性)
「よく例に出される焼肉は、私も無理。だからこのあいだ一人焼肉をしている人を見て、『すごい!』って感動した」(30代・女性)
「他人のことなんて気にしていない」との意見も多く、本人の意識の問題なのだろう。
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■一人暮らしの部屋での食事は寂しい
外食でなく、むしろ家でごはんを食べているときに寂しさを感じるとの意見もある。特に一人暮らしの人には、食事が「孤独を感じる時間」との声が多い。
「手の込んだ料理をしっかりと作ったのに、食べるのが自分だけなのは虚しさを感じる」(20代・女性)
「コンビニで適当に買った弁当を部屋で食べているときに、『男の一人暮らしって感じだな』と切なくなる」(30代・男性)
食事は団らんの場と言われるが、それよりも食べることは、生きるために必要なこと。そう考えれば、一人での食事を「寂しい行為」と思う気持ちも、少しは和らぐのでは。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)